ウエットスーツはなぜ水中で温かいのか?

ウエットスーツが水中で温かい理由

ウエットスーツの保温性

スノーケリングでウエットスーツを使用することは安全になる、Part4。

1、ウエットスーツには浮力がある。

2、日焼けから身を守る。

3、クラゲの刺細胞から身を守る。

4、岩礁やサンゴなどの擦傷や打撲から身を守る。

この4項目はすでにご紹介済。

今回は

5、保温性がある。

保温効果の高いウエットスーツ

ウエットスーツの保温は気泡の魔法

ウエットスーツの生地クロロプレンゴムには独立した気泡が沢山入っている。

ただのゴムだけならヒンヤリとして温かくない。

ゴムに気泡がはいることで保温性が増す。

空気は熱を伝え難い気体。

空気は対流して熱を伝える。

気泡が独立していることで熱が対流しない

スポンジは空間が沢山空いてトンネル状に続いている。

ウエットスーツのクロロプレンゴムは気泡が全て独立した部屋の中に閉じ込められている。

一つひとつの気泡が独立していることで熱が対流せずに保温効果を高める。

例えば荷物を包む時に使用する発泡スチロールのようなもの。

発泡スチロールは保温性が高いので保冷クーラーBOXの材料として使用される。

厚さで変わるウエットスーツの保温性

ウエットスーツは厚さで保温性が変わる。

水温27℃以上ある南の島では厚さ2~3mmのウエットスーツでも良い。

関東や伊豆の海では水温がそこまで高くないので厚さ5mmのワンピースを選ぶ。

5mmのワンピースを水温27度以上の海で使用しても問題はない。

厚さ5mmのウエットスーツ

ウエットスーツを温かく使うために、とても大事なこと

ブカブカなウエットスーツは寒い

ウエットスーツの厚みを増やしても体に合っていないブカブカのウエットスーツでは保温性は得られない。

ブカブカのウエットスーツを使用するとウエットスーツと肌の間に沢山の水が入る。

入った水が出入いりしてさらに寒くなる。

陸上の洋服なら多少ブカブカでも温かい。

水中で使用するウエットスーツは陸上の服と同じではない。

温かいウエットスーツの条件

温かいウエットスーツは上から下まで体にピッタリ合っているウエットスーツ。

体にピッタリ合っているウエットスーツなら内側に入いる水が少量。

少量なので直ぐに体温で温まる。

その時間は数秒。

そして、体にピッタリ合っているウエットスーツならその後も水が出入りしない。

温かい状態が続く。

ゆえにウエットスーツはオーダーメードのものが最良と言われる。

30カ所の採寸をとり、型紙を起こし、世界に一着しかないピッタリ合った自分だけのウエットスーツが一番温かい。

おしゃれなウエットスーツ

家族でスノーケリングを安全に楽しむために

スノーケリングの時にマスク、スノーケル、フィンの3点器材の他にウエットスーツを着用できれば

1、ウエットスーツには浮力があるので溺れにくくなる。

2、日焼けから身を守る。

3、クラゲの刺細胞から身を守る。

4、岩礁やサンゴなどの擦傷や打撲から身を守る。

5、保温性があるので長い時間遊べる。

の5項目のメリットが得られる。