土石流から約2ヶ月後の伊豆山

陸上は綺麗に港内は泥の山

国道も開通

静岡県熱海市伊豆山、7月3日に土石流に巻き込まれてからもうすぐ2カ月が過ぎる。

先日用があり現場を通った。

上の国道も下の海岸通りも不自由なく通行可能。

土石流のあった国道の現場では今でも脇道が通行止めになっている。

港の復興具合は現在どうなっているのか?

真弓丸船長のFacebook

真弓丸の船長の記事がFBに上がっていた。

「お世話になっております!
船上げ場の土砂を きれいに撤去して頂きました。
次は 湾内です。
どれだけの土砂が 出て来るのでしょうか?
作業している方々に ひたすら 感謝です。」

港は濁る

港全体の写真からは港内が濁っているのがわかる。

船は1隻もない。

網干場もない。

黄色い浮きフェンスのようなものが見える。

道路が綺麗

泥で埋まっていた道。

今は泥がない。

側溝の中も綺麗に掃除されている。

真弓丸は汚れたまま

ピカピカだった船体は汚れたまま。

一気に年をくってしまった。

操舵席の部分だけがもとの色。

全体がこの感じだった。

色はもとに戻らないのだろうか?

道は綺麗に整備されたが真弓丸は痛々しい。

シャワーとトイレは破壊

右中央の灰色の建物。

シャワー更衣室&トイレ。

向こう側、半分が破壊され消失。

船着き場のスロープも綺麗に泥が取り除かれた。

重機パワーシャベルが大きく働いた。

何人の人間が作業したのか。

港内の泥は浚渫(しゅんせつ)工事が必要

水中は泥に埋まる

しかし水中はまだまだ泥の山。

ここは深度3mほどあった場所。

泥で埋まり水面上まで泥が出ている。

黄色の浮きフェンスの外側も水深はない。

この場所に船を着岸して乗船していた。

浚渫工事が必要

これだけの土石を掘り出すのは大変な仕事。

土砂を取り除かなければ船は着岸できず漁にでられない。

大がかりな浚渫工事になる。

浚渫船到着

港の入り口には浚渫工事をするべく大型の浚渫船が停泊。

この大きなクレーンに巨大なショベルを吊り下げて水底の泥を水ごとすくう。

掘り上げた土砂は運搬用の台船に乗せ、埋め立て地へ運ぶ。

以前と同じように使えるようになるには港内の土砂を全て掘らなければならない。

3週間以上はかかりそう。

2ヵ月間漁をしていない。

魚はその分元気に暮らしている。

伊豆山港が再度開かれたときには皆でお祝いに駆けつけたい。

あともう少し。

伊豆山頑張れ。