じゃれる座布団アカエイに癒される

千葉県館山外海、伊戸のダイビング

朝ぼらけ

北風強く、午前中曇り昼から雨予報。

朝まだ暗いうちに出発する。

1週間前の暑さはどこへ行ったのだろう、肌寒くて上着を羽織って家を出た。

曇りという割には雲は薄く、青空が覗く。

東京アクアライントンネルを抜け、海ボタルを後ろに見る。

予報通り北風。

そこそこ強く吹き流しが揺れている。

房総半島縦貫道を通り、館山の伊戸へ到着。

アカエイとドチザメ、クエ

今回のポイントは伊戸のボートダイビング、アカエイとドチザメ、クエのいる海。

といっても餌付けショーを見るだけではなく、自分で餌付けが出来る。

水着に着替え、ウエットスーツを着ると港へ徒歩1分。

スキューバダイビングの準備をして船に乗り込む。

ダイブコンピューター以外すべてがフルレンタルというのには訳がある。

台風が原因

本来なら石垣島にいるはずだった。

波、うねり、帰りの飛行機の件などもろもろ有り、取りやめとなった。

わざわざ日程を合わせてやってこなくても良いものを、台風が憎い。

といっても始まらない。

そんなわけで急遽この伊戸ボートダイビングに憂さを晴らしに来ることになった。

ゆえに全器材がまだ石垣島からの帰宅途中。

いつもより着にくいウエットスーツ、慣れていない器材、どれもちぐはぐに感じる。

流れあり

ロープ必握

港から4分ほどで沖のポイントに到着。

船からのエントリーにはガイドロープを握る。

着水と同時にロープを手繰って係留ブイまでいき潜降ロープに持ち替え潜降していく。

流れに逆らいながら潜るにはこのロープが欠かせない。

ロープがなくては皆バラバラの地点に潜降し、予定のポイントへたどり着けない。

アカエイ、ドチザメ、クエなどの魚が集まっているのはブイの下、アンカーの近く。

よいぞ透明度

水面から水底が見える。

透明度が良い、20mオーバー。

水温も暖かい、水面で26℃、水底で23℃。

水底に到着する前から大物が見える。

大物

サメ、エイ、クエ、コブダイなどが砂地を回遊する。

着底すると少しの流れがあり気持ち良い。

遠くまで見え、とても綺麗。

今日の朝獲れたサバを手にする。

じゃれるアカエイ

でかい

早速大きなアカエイがやってくる。

座布団よりも大きい。

厚みもあり重そうな感じ。

臭いを頼りにやってくる。

可愛いのですけど

最初はびびるものの、ここまで警戒心なしに近づいてくると可愛くなってくる。

アカエイは尾の付け根にウエットスーツを貫通するような毒棘がある。

けれどここのエイに刺す気はない。

エサを自分から求めてやってくるので敵対心がない。

それでも尾には触らないよう注意が必要。

エイのオスとメス

ここにいる大型のアカエイはすべてが雌、小型のエイは雄。

大きさで雌雄を見分けても問題ないぐらい一致する。

エイは卵胎生で交尾をする魚。

ということで生殖器が有り、雄はそれが外部に出ている。

尾の付け根に2本の生殖器が有るのが雄で生殖器が無いのが雌。

詳しくはコチラ ⇒ クリック

エイの大きさで生殖器の有る無いがだいたい決まる。

ドチザメも

実はドチザメも卵胎生で交尾をする魚。

こちらも生殖器が有る。

エイに慣れてきたらドチザメの雌雄を見分けるのも面白い。

ぜひ、一緒に伊戸の海に潜ってアカエイ、ドチザメ、クエに餌付けをしてみてはいかが。

そして雌雄を見分けてみては。