バリ島からの脱出No18 空港閉鎖2日目11/28朝
帰国予定日の朝
朝7時デンパサール空港は
11月28日、朝am07:00ビーチサイドレストランで最後の朝食をとる。
天気は晴れ、風向きは昨日と変わらず東風。
デンパサール空港はオープンしなかった。
昨日と同じ風向きならやはり空港は閉鎖になる。
引き続き24時間を限定とした2日目の空港閉鎖を決めた。
今夜は飛ばない
これで今夜の飛行機は飛ばないことが確定した。
まだ、どのように動くかは判断が出来ない。
デンパサール地域の情報と帰国への道を探る。
とりあえずパッキング
食事後は、いつでも出発できるようにパッキングを始める。
預けてあった器材は洗浄と乾燥をしてくれている。
器材をメッシュバッグに詰めて部屋の番号を伝え運んでもらう。
ウエットスーツ、ブーツ、グローブは湿っているので部屋の外で再度干す。
衣類やカメラもパッキング。
ホテルのフロントで
バリタイム
パソコンと必要な書類だけを持ってホテルのフロントへ行く。
am09:00になるのと同時にデンパサールのエージェントに電話をする。
しかし繋がらない。
エイジェントはam10:00からの営業らしい、バリタイムなのだろう。
情報収集
動くのも面倒なのでフロントで作業を始める。
ここもWi-Fiは繋がっているのでインターネットが使える。
アグン山噴火の状況、デンパサール空港の状況、デンパサール市内の状況、デンパサールまでの道の状況が知りたい。
ここからデンパサール空港まで5時間250kmの道のり。
デンパサールへ行くべきか?
例えデンパサールの空港が明日の夜オープンしたとしても飛行機には乗れないだろう。
今も空港で寝泊まりしている人達を最優先で搭乗させるはず。
今晩の便であれば既に予約した席があるので搭乗できる確率は高かった。
飛行機が飛ばないと決まった今、予約席はもうない。
順番待ちをしなければならない。
搭乗するのに数日遅れるのが当然のように感じる。
空港閉鎖が続けば
デンパサール空港の閉鎖がさらに続いた場合は、今すぐ側にあるジャワ島へ移動しそこから18時間以上かけてスラバヤ空港まで車で移動しなければならない。
最悪の事態だ。
デンパサールへ行くことが無駄になる。
デンパサールへ行くことは往復500km(東京~大阪の距離)以上の移動になり、10時間以上の無駄になる。
ジャワ島まわりなら
カーフェリーで渡る
ジャワ島へ渡るならデンパサールへは行かず、ここから移動したほうが良い。
ここから車なら30分でギリマヌク港へ移動できる。
ギリマヌクまで行けばカーフェリーでジャワ島へ渡れる。
1時間ほどでジャワ島の最東端バニュワンギの港へ着く。
けれどラマダンなどで船が混むと2日間も待つことがあるらしい。
船の予約制度はなく、来たもの順に船に乗り、船が満席になると出港する。
また、風が吹いたり波が高いとすぐに欠航する、そんな船だ。
ジャカルタまでの経路
ジャワ島へ渡った場合はどのような経路をとるのか。
ジャカルタまで行けば日本への飛行機が飛んでいる。
ジャワ島の右端から左端までの移動。
途中スラバヤに大きな空港があり、そこから飛行機に乗ることが出来る。
バニュワンギから車でスラバヤ
とりあえずジャワ島のバニュワンギへ渡り、そこから車でスラバヤ空港まで移動する。
最低12時間、人によっては16時間かかると言われ不安が募る。
朝早く出ても夜着くらしい。
これはかなり草臥れそうだ。
覚悟しなければならない。
費用も車1台、日本円で約30,000円。
日本ならともかく高いじゃないか。
バニュワギから小型機
席があれば
そういえばガイドのSliが船で渡ったバニュワンギにも空港があって小さなプロペラ機がスラバヤまで飛んでいると言っていた。
それならば1時間ほどでバニュンワギからスラバヤへ行くことが出来るだろう。
バニュワンギの何処に空港があり、どんな飛行機が飛んでいるのか?
飛行機の時間、便名を検索する。
ガルーダインドネシア航空も
飛行機会社名の中にガルーダインドネシア航空もあった。
GA7305便 13:15バニュワンギ発→ 14:15スラバヤ着
ぴったり1時間のフライト。
料金は日本円で8,000円弱。
車代より安い。
手配ができるか?
まずはジャカルタ経由で帰るなら何日の飛行機の手配が出来るかが最重要になる。
ジャカルタから日本への便、スラバヤからジャカルタの便、そして新情報のバニュワギからスラバヤへの便の順番で手配が必要。
ここまでの準備をしてam10:00電話のつながる時間を待つ。
※今だからギリマヌクもバニュワンギもスラバヤもすらすら話せるが当時は初めて聞く地名でなかなか覚えらなかった。