初潜り伊豆山のアオサハギとシマウミスズメ
伊豆山のダイビング
伊豆山
2017年の初潜りは静岡県東伊豆の伊豆山。
伊豆山は熱海より一つ東京よりの小さな漁港。
日本三大古泉のひとつ、走り湯や古社の伊豆山神社がある。
伊豆山で乗船するのは真弓丸、30年以上前からの馴染みの深いダイビング船。
先代の船長が約9年前、女将さんが8年前に亡くなった。
今は娘夫婦が二代目のダイビングボートサービスを継いでいる。
先代同様に二代目夫婦も優しく親切なのでダイバーに人気が高い。
嬉しいサービス
船長は船上に温泉の湯を準備してくれる。
ダイビングの合間にママはおでんや鳥だいこんの体の暖まる汁物を用意してくれる。
ダイビング後の自作一夜干しのイカ焼が美味い。
飲み物のコーヒーやココア、お茶などは自由にセルフサービス。
今回はお願いしてサザエごはんを作ってもらった。
磯の香りとサザエの味が抜群。
身体を温めたければウエットスーツを着たまま入れる温泉もある。
海の深度は根の浅い所で5~10m、深いところで27m。
ダイビングスタイルはアンカーダイビング。
流れはない。
初心者でもボートダイビングをするのに向いている。
1ダイブ目はアオサハギとシマウミスズメ
沖根
一本目は港から出て3分のポイント沖根。
パーマンネントブイに船を係留したらダイビングスタート。
飛び込むとすぐに深度21mの水底が見える。
さすが1月、透明度が良い。
ロープ沿いに潜降すると小魚の群れ。
何かと思いよく見ればなんとイッセンタカサゴの子供。
沖縄の県魚でもあるグルクンがなぜ1月の伊豆山の海にいる?
水温16℃、時期は冬。
なんで南の魚がいるのか不思議?
小さくても大人のアオサハギ
21mの砂地、水底に着くとすぐ目に飛び込んだのは岩陰にいる4cmほどのアオサハギ。
海綿とソフトコーラルの間をゆっくり泳ぐ。

小さな魚だがこれでもほぼ大人。
ちょっと可愛い顔つき。
おちょぼ口。
尾びれ以外のヒレは透明で見えない。

尾びれも邪魔な時は扇を閉じるように纏める。
カワハギの仲間なので頭の上の棘もある。
小さすぎて食用にはならない。
泳ぎは早くない。

青縞模様のシマウミスズメとハコフグの違い
隣に興味を誘う魚が居いる。
ブルーラインがいかしてるシマウミスズメ。

青色の縞模様と角が2本生えているのが特徴。
ハコフグの仲間だがハコフグとは違う。

2本の角がハコフグにはない。
また青色のランダムな縞模様もハコフグにはない。

シマウミスズメもハコフグもこれまたおちょぼ口。
シマウミスズメの青縞模様と角の役割は?
今はまだ解からない。