横綱 日馬富士 暴行事件で大相撲引退
日馬富士激怒
ビール瓶で殴打、休場
酒に酔っていた日馬富士がビール瓶で頭を殴打してケガをさせたというニュースが話題になっている。
昨日2連敗した日馬富士は今日から休場。
事件が起こったのは先月、10月26日。
鳥取市で開催された巡業のあと、市内の飲食店で日馬富士がモンゴル出身の後輩力士と宴席を持った。
酒席の場で幕内貴ノ岩27才と口論になり、態度が悪いと酒に酔った日馬富士が激怒。
ビール瓶で貴ノ岩の頭を何度も殴打して重傷を負わせた。
貴ノ岩大ケガ
貴ノ岩のケガは、脳震盪(のうしんとう)、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間。
11月5日から9日まで福岡市内の病院に入院。
そんなケガなのに入院したのは事件から10日も経っている。
事件直後から10日間は何をしていたのだろう。
なぜ直ぐに入院しなかったのか?
休場
貴ノ岩は今月場所を体調不良で休場。
体調が戻れば1月場所から十両で復帰する予定。
今まで表沙汰にならずに事件後20日近く経っている。
博打や暴力沙汰を起こさず、クリーンな相撲でやっと人気が戻ってきた大相撲。
なんとも残念。
2018年の1月場所での貴ノ岩の復帰はなかった。
刑事事件
素手で殴るならまだしもビール瓶で殴るのはまずい。
酒の席とはいいながら、凶器を持っての暴行になってしまう。
立派な暴力事件で刑事事件。
横綱という大相撲の地位、横綱になる力士はその地位にふさわしい品格と抜群の力量を要求される。
とてもふさわしい品格とはいえない。
相撲協会も頭の痛いこと。
後日あきらかになったことで殴ったのはビール瓶で無く、カラオケのリモコンであった。
7年前にも
朝青龍の引退勧告
過去2010年1月16日、元横綱朝青龍が泥酔して一般男性を殴打して鼻骨骨折のケガをさせた事件があった。
この事件をもとに19日後、日本相撲協会は2月4日に引退勧告を元横綱朝青龍に告げた。
各界の暴れん坊、元横綱朝青龍は憎らしいぐらい強かった。
その強さがすきだった。
もし朝青龍が現役を続けられたなら白鳳も簡単には横綱になれなかった。
日馬富士がビール瓶で殴打した相手は一般市民ではなく同じ各界の力士。
けれど状況は至って不利、許してはもらえないだろう。
日馬富士が兄とも慕う朝青龍と同じ道を辿るとは・・・
日馬富士引退
結果、11月末に相撲協会の沙汰を待たず日馬富士は責任を感じ自ら引退。
昔だったら暴力事件にもならなかった話。
まだまだ続けて欲しかった。