八丈島最南端小岩戸のダイビング、初物3種クロマグロ、ギンガメアジ、バラクーダ

八丈島最終日は北東の風

八重根港に変更

いよいよ八丈島ダイビング最終日。

風は北東に変り神湊港からは船が出ない。

急遽、配船変更。

八重根港よりの出航。

船名は明王丸。

ポイントは八丈島最南端小岩戸の鼻

ポイント名は小岩戸、八丈島の最南端。

潮の流れも速く、時おり船も進まないほどだと岩一船長は言う。

2ダイブ分のタンクと器材を積み込み、am09:00に港を出船。

島の西側は風影になるため波はない。

船は晴天の中、インディゴブルーの海に白い水の尾を引いて進む。

黒砂砂丘お千代ヶ浜藍ヶ江港を過ぎて目的の小岩戸の鼻に到着。

八丈島最南端、小岩戸のダイビング

水温27℃、透明度30m

やや岸寄りの大根の影からエントリー。

海へ飛び込んだ瞬間、透明度30mの視界が開ける。

水温は27~28℃、沖縄と変わらない。

中層にナメモンガラが舞い、水底ではイシガキダイレンテンヤッコが遊ぶ。

流れのある沖へ岩壁を左に水底を這いながら進む。

速いけど手頃な流れ

岩壁が途切れると北から南へと流れる。

様々な魚が泳いでいる。

思ったほど強くない、ドリフトダイビングするには手頃な流れ。

八丈島で初クロマグロ

南から80cmほどの紡錘形をした魚形が流れに逆らって目の前を通過。

カツオ?スマキハダマグロ?違う。

クロマグロの子供、メジマグロだ。

イソマグロを見たことはあるが八丈島で子供とは言えクロマグロを見るのは初めて。

この先、何が色々出てくるのか?

ギンガメアジに八丈島で会えるとは

岸側の根は南へと続く。

水底から離れ、潮に乗って中層深度18mをドリフト、水底の深度は25~30m。

所どころ水面へ向け大きな根がそびえ立つ。

アオウミガメが浅い所を泳ぎ、水底には大きなフエダイ、これも80cm以上ありそう。

すると岸寄りの岩の上に回遊魚。

急いで追いかけると70cmほどのギンガメアジが1匹、ツムブリを4匹従えている。

八丈島でギンガメアジを見るのも初。

なぜ1匹なのか?

本体の群れは何処にいる?

きっと近くにいるはずだが見当たらない。

そろそろ時間もギリギリ。

バラクーダが来た!

最後に南からやって来たのは1.2mほどのバラクーダ4匹。

日本名はオニカマス。

横縞模様が大きな特徴。

さらにオニカマスの尾ビレは中央が盛り上がってから切れ込む。

そしてバラクーダを見るのも八丈島で初。

八丈島で初物3種

今回、八丈島で初めて見たものが3種類増えた。

クロマグロ、ギンガメアジ、バラクーダ。

クロマグロ以外は南国の魚。

夏の八丈島は良いところ、特に潮の流れが速い小岩戸の鼻は面白い。

潮の流れが速いのでダイビング上級者のポイント。

ここにダイバーを入れさせてくれる船は少ない。