GW5月5日最終日時化は変わらず 海洋公園で潜る
ゴールデンウイーク5月5日
南西の強風3日目
ゴールデンウイーク後半3日目、5月5日子供の日。
夜中には風が弱まっていたが朝が明ける前からまた風が吹き始めた。
昨晩の予報では南西の風8m。
どうかその半分ぐらいでお手柔らかに吹いておくれ。
ゴールデンウイークに3日間大時化なんて今まで無かった。
まだ雲見の海がクローズになるかどうか決まってはいない。
旅行最終日
どちらにしろ今回の旅行は今日で最後。
ダイビング後には帰路につく。
オープンにしろ、クローズにしろ、朝食が終わったら早々に出発する。
朝食と同時に知らせは届いた。
雲見クローズ
天気は良いのに残念。
雲見まできて潜れなかったことは過去一度もない。
こうなると南西の強風のため西伊豆はすべて諦め、帰路途中の東伊豆へ移動が好ましい。
風影になる。
伊豆半島の天城の山たちが巨大な防波堤になり風と波を防いでくれる。
一番面白そうな場所は伊東の南側に位置する伊豆海洋公園だろうか。
車を走らせながら海況をチェック。
伊豆海洋公園ダイビングサービスのサイトには今日の海況が載せられていた。
「昨日までのうねりはなくなり、波は穏やか、透明度15m、水温18℃」
伊豆海洋公園へ行こう
よし行先決定、伊豆海洋公園へ向け雲見から松崎、下田、河津、稲取、熱川を抜け伊東の城ケ崎海岸にある伊豆海洋公園に到着。
荷物を下ろし受付を済ます。
海は青く、穏やか。
20代中頃、ダイビング講習をするため東京から毎週のように通った場所。
懐かしいポイント。
その頃に比べるとタンク置場、セッティング場所、エントリー・エキジットエリア、器材洗い場、シャワー、トイレ、休憩所などだいぶ使い易くなった。
器材を装着し海へ入り、浅い深度3mで潜降する。
水中が明るい、日差しが水底まで届く、沖の1の根までゆっくり泳ぐ。
1の根の周りにはオレンジや赤のキンギョハナダイとサクラダイが仲良く泳ぐ。
海洋公園の魚たち
サクラダイ
サクラダイというとマダイを桃色に染めた魚を想像する人が多いが実際は違う。
マダイとは違う小型の種類でキンギョハナダイの親戚。
写真は大きさ15cmのサクラダイのオス。
きれいな赤い体に白い点は桜吹雪を散らしたようにも見える。
メスは一回り小さくオレンジ色の体で背中に黒い点がある。
深度20~30mの大きな岩の潮が当たる場所にいる。
メイチダイ
大きさ30cm、目に1本の線があるのでこの名前で呼ばれる。
水揚量は少なく魚屋などにはあまり出まわらない。
味もよく値段も高い。
オオモンハタ
40cmの大きさの成魚、最近伊豆のあちらこちらで良く見かける。
薄い太い線の中に茶色い点が全体にはいる。
昨晩泊まった別のお部屋の船盛にこのオオモンハタがお造りになってのっていた。
ハタだから当然美味しいと思う、私は食べたことがない。
キンチャクダイ
大きさ20cmブルーのラインがとても鮮やか。
なんのためのブルーのラインなのか?
食べても美味しくないというアピールか?
ブルーラインの効果は何なのかは解らない。
ヒメギンポのカップル
左側のオレンジ色が濃く顔が真っ黒で、やや大きいほうがヒメギンポのオス。
右側の色の薄く、やや小型のほうがメス。
大きな岩の影や下側の暗い場所にいる。
オスはメスの周りを泳ぎ回り、プロポーズをしていた。
メスも体を小刻みにブルブル震わせて答えた。
今日の夕方には産卵か?
もう少し水温が上がると水の中は更に賑やかになる。
ダイビング終了後、機材を片付け帰路へ
昼食は海女の小屋
途中、川奈の海女の小屋で少し遅い昼食をとる。
丼ものを頼んだ。
聞くところによるとご飯はすべて酢飯とのこと。
つまりはちらし寿司。
地魚丼
キンメダイとブリと他に4種類。
うまそう。
ネギトロ丼
スタンダードなネギトロ丼。
マグロはキハダマグロか?
酢飯がよく合う。
生しらす丼
生しらすは痛みが速いので本来は水揚げする港の近くでしか食べられない。
最近は冷凍技術が各段にあがり、それ以外の場所でも食べられるようになった。
さけイクラの親子丼
脂の乗ったサーモンの刺身にイクラが散りばめられた奇麗な丼もの。
腹が満ちたら眠くなる。
帰りは渋滞と睡魔との格闘だ。