台風発生と伊豆大島のダイビング、イサキの大群とサメ岩

台風10号発生、心配な伊豆大島のダイビング

台風10号が心配

昨晩サイパンの近く、マリアナ近辺にあった熱帯低気圧が台風10号に成長した。

2週間続いて台風の週末、今週もなのか?

とヒヤヒヤしながら刻々と変わる天気予報を見る。

伊豆大島で無事潜れるのか

明日から伊豆大島でのダイビングだというのに台風で中止はやめて頂きたい。

まして途中で繰り上げ帰着なども以ての外。

荷物だけが大島へ往復するなんて考えたくもない。

そのような経験は過去に一度や二度ではない。

ベタ凪、ウネリなしの3日間

ウミトサカ

結果、この週末は台風におびえながら3日間全ての日程でダイビングが出来た。

それだけではない、3日間ともなんとベタ凪でウネリ無し。

雨予報が日中は暑すぎるほど良い天気。

陸上にいるのは暑苦しい。

野田浜は沖は強流

ボートで沖へ出れば海が青い。

野田浜沖は凪、うねりも無いのに流れが速い。

陸上から見ても流れているのがわかる。

きっと潜ったらジェットコースターのように流れている。

しかし船長からは野田浜沖の潜水許可は出なかった。

風早でイサキの大群と遊び、サメ岩を見つけた

透明度25m、水温は26℃

流れの影響の少ない風早で潜る。

船上から海を見ても水底が見えるほど透明度が良い。

海へ飛び込めば25m先まで見える。

水温は26℃。

このポイントでここまで水温が高く、クリアに見えたことは過去にない。

イサキ、イサキ、イサキ

それにしても魚が多い。

群れ群れ群れ。

魚の向こうに魚がいる。

そのほとんどがイサキ

大きさは20~30cmほど。

腹側の体色は白から銀色、半分より上は黄色の混じった焦げ茶色で3本の縞が入る。

全体が焦げ茶色の個体は3本線が目立たない。

ダイバー冥利

岩から岩へと群れを成し、群れの高さは10m。

中層を漂いながら流れてくるプランクトンや小魚を食べる。

これだけ多くのイサキがいると捕り尽くすなど巻き網以外では考えられない。

大群の魚の中で泳げることはダイバー冥利に尽きる。

イサキと違う群れ

沖にかすかに見える違う魚の群れを発見。

近寄れば大きさ30cm、尾の白いメジナ。

さらに近づくと水底の岩の隙間にメジナとイサキの数十匹が入っていく。

何か特別な穴なのか?

サメ岩発見

ネコザメ

高さ50cmほどの隙間を覗いてみる。

暗がりにライトを当てると大きな頭のネコザメが1匹。

その周りにはネムリブカが重なって寝ている。

数を数えると7匹、1匹は穴から出て行った。

他にもマツカサウオが10匹以上、ネズミフグ1匹、アカハタ6匹が同居していた。

深度24mにサメ穴を見つけた。

イサキウォール

岩は砂地を飛び石のように浅場へ続く。

イサキの群れも岩に沿うように浅場へ続く。

いったい何匹いるのか。

時間が許すまでイサキの壁の中を漂う。