見て美しく食べれば舌が踊りだす鮨

美味いものは笑顔がこぼれる

魚は鮮魚と熟成

人間美味いものに出逢えた時に笑顔がこぼれる。

特に美味い刺身に憧れる。

新鮮な魚だけが旨い訳でもない。

魚によっては2~3日寝かせた方が甘み旨味がでてくる。

大型の魚ほどその傾向にある。

大きなクロマグロなら1~2週間寝かせる板前もいる。

ダイビングの帰りの昼食

館山の西川名でボートダイビングをした帰りの昼食。

西川名でダイビング 水中地図

この時食べた昼食が旨かった。

メニューは板さんのお薦め。

カウンターが好き

カウンターに座る大きなメリットは板さんの動きと料理が見える。

板さんと会話ができる。

そして出来た料理を直ぐに賞味できる。

ゆえに店に入るならカウンターに座りたい。

最初に出てきたものは

トサカノリの三杯酢

トサカノリ
トサカノリの三杯酢

トサカノリは紅い海藻。

場所によってはニギスと呼ぶ。

ここの三杯酢、出汁がとてつもなく美味い。

夏バテも吹っ飛ぶ。

見て美味しく、口に入れれば舌が踊りだす

手前アカヤガラ

アカヤガラとマアジ

手前がアカヤガラ

赤い体が棒のように細長い。

大きさは1m以上になる。

体表から強力なネバネバをだす。

大きな魚体でないと身がとれない。

クセのない素直な白身。

奥のマアジ

柔らかく味が染みるように網目状に刃を入れる。

大きくマアジを握り、食べやすい大きさに切る。

細ネギとショウガ醤油でいただく。

美味。

しかし、どのように握るのか?

マゴチ

マゴチ

クセのない綺麗な白身。

マゴチは夏の魚と言われる。

砂地に棲む平らな魚。

小型のメゴチ、ハゼなどの小魚、エビをエサとする。

綺麗な銀色トロしめサバ

トロさば炙り

なんと綺麗な銀色。

ここまで柄の無い大きなお腹をしたサバは、保田港にあがった釣りで捕獲の1kgのマサバ。

見ただけで美味い。

舌に乘る前から脳が痺れる。

実際の味は・・・言葉にできない。

この後、スズキ・マトウダイ・ホウボウ・カンダイと白身が続く。

写真は撮り忘れ。

口へ入れることに夢中。

クロムツ炙り

クロムツ炙り

クロムツは皮に良い脂がある。

皮をつけたまま火に炙る。

脂が溶け出し鼻をくすぐる。

香りと甘みのいちおし。

真蛸

マダコ

東京湾のマダコはやや硬い。

茹で方を工夫。

さらに細かく刃を入れ柔らかなの喉ごしに。

大きいが喉につまることはない。

トロ霜降り炙り

トロ霜降り炙り

これはもう禁じ手としか言えない。

トロの霜降り。

それも炙って脂を溶かす。

味は意外にしつこくない。

サワラのづけ

サワラのづけ

握らないにぎり。

白身のサワラを味付け醤油につけたもの。

2貫分のシャリの上に乗る。

くどく無く、さっぱり。

タチウオ炙り

タチウオの炙り

握らないにぎり。

香り良し。

量良し。

美味さ良し。

煮アナゴの炙り

煮アナゴ

アナゴはやはり大きい方が好き。

脂が有り、甘み有り、香り良し。

アナゴだけ長崎産。

塩辛のグンカン

塩辛のグンカン

締めは塩辛のグンカン。

この店の塩辛を初めて食べる。

生臭さはない。

塩も控えめ。

やっぱり締めはこれ

もういちど頼んでしまった。

シルバートロ〆サバ。

ここの料理は魚を大事にしている。

握りも工夫が施され、数多くの経験が隠れる。

大将に胃の腑をつかまれた。

幸せの時間を楽しみに自然と足が向く。