ガリレオにオリジナルナイロンベルトを作り取り付ける
ガリレオのウレタンベルトはよく切れる
見やすいガリレオのコンピューター
ダイブコンピューター・ガリレオもガリレオⅡも数字が見やすい。
特にガリレオは数字の大きさを3段階に調整できる。
最大にすると5m離れても見えるほど。
また取り扱いも楽。
経年劣化で簡単に切れるウレタンベルト
ただウレタンベルトだけはNG。
2~3年過ぎると経年劣化で簡単に切れる。
昨日まで問題なくても今朝には切れている。
ほとんどがバッグから出した瞬間切れているのに気づく。
今まで使用中に切れて失くした人がいないのが不思議。
新品のウレタンベルトに交換しても時間が経てばやっぱり切れてしまう。
あまりに切れるのでメーカーにナイロンベルトで作って欲しいと頼んでも受け入れられず。
しょうがないので自分で作る。
ガリレオのウレタンベルトの外し方
ステンレスピンを押し出す
ガリレオのウレタンベルトを外すことはそんなに難しくない。
腕時計のベルト交換と似ている。
ガリレオ本体とウレタンベルトは1本のステンレスピンによって繋がれている。
このステンレスピンを千枚通しや精密ドライバーのような細長いもので横からステンレスピンを押し出す。
最初は小型ハンマーで小突き、1cmほど動いたらラジオペンチで引き抜く。
2カ所のステンレスピンを抜き、両側のウレタンベルト外す。
ウレタンベルトのバックルも外す
ウレタンベルトのバックルも簡単に外せる。
バックルのピンが両側とも時計と同じ押し込み式になっている。
ピンの端を千枚通しで押し込めばピンは短くなり、バックル枠から外せる。
ガリレオ用ナイロンベンルトをオリジナルで作る
30mm幅のナイロンベルトを用意
30mm幅のナイロンベルトを準備する。
厚みは1~2mm、固めがベター。
ナイロンベルトの長さはウレタンベルトの長さを基準に2本調整カットする。
長い方のナイロンベルトの片側だけバックルに通しやすいように斜めにカットする。
切り口をライターで炙り溶かし、ほつれ止めをする。
ナイロンベルトの端をのノ字になるように2回折る
ナイロンベルトの端を2回折り、のノ字にしたら大き目の洗濯バサミで固定する。
黒の丈夫なポリエステル糸で縫って固定する。
ポリエステル糸はウエットスーツの縫合用のものを使用。
バックル側の短いベルトは両側とも同じように縫合処理する。
バックル側のベルト穴開け
バックルピンを通し、つく棒の幅だけ中央部分のナイロンベルトを取り除く。
ナイロンベルトの部分切除は熱したハンダ鏝を使い、ナイロンを溶かしながら固定除去する。
細かく微調整しながらハンダ鏝を使う。(ここに一番時間をかける。)
つく棒の穴が開いたらバックルピンを外し、つく棒をセットした状態でバックルピンをもういちど通す。
バックルピンの端を押し込みながらバックルをセットする。
長いナイロンベルトの穴開け
切れたウレタンベルトを長いナイロンベルトに重ね、固定する。
穴の位置と幅を銀色マジックで印をつけていく。
次は印の通りに熱したハンダ鏝を使い穴をあける。
ナイロンベルトの組立
のノ字に折り縫合処理したナイロンベルトのエンドにはステンレスピンを通す丁度良い隙間が空いている。
ステンレスピンをガリレオ本体の穴に通しながらナイロンベルトを通し貫通させる。
2本ともステンレスピンを通せば完成。
ナイロンベルトだと安心して使用できる。
ウレタンベルトのように安易に切れることはない。