初夢に一富士、二鷹、三茄子、四扇、五煙草、六座頭
一富士、二鷹、三茄子
初夢縁起物
一富士(イチふじ)、二鷹(ニたか)、三茄子(サンなすび)
四扇(シおうぎ)、五煙草(ゴたばこ)、六座頭(ロクざとう)
この6種類のものを初夢で見るとその年に幸運に恵まれるという。
通常知らているのは一富士(イチふじ)、二鷹(ニたか)、三茄子(サンなすび)の3つ。
この最初の3種類は徳川家康の好きなものでもあった。
一番は富士
日本人なら誰でも好き。
日本を代表する山、富士山。
日本のシンボルでもあり世界遺産。
日本で一番高い山であり、綺麗で、雄大で、見た目頂上は平らで白い雪に覆われる。
裾は周りの山に邪魔されることなく大きく広がる。
末広がりでおめたい山、子孫繁栄、商売繁栄を祈る。
また富士は無事、不死と良い語呂合わせ。
長寿安泰、無病息災を願う。
二番は鷹
高い空の上を飛ぶ鷹。
遠くからも獲物を見つける素晴らしい目を持ち、他の鳥より速く飛び、鋭い爪で獲物をわしづかむ。
強く賢い鳥の王様。
鷹を飼える人間は金持ちの大名だけだった。
三番は茄子
茄子はもともと中国から入ってきた野菜。
量も少なく値段も高い野菜だった。
クセも少なく美味しい野菜、でも一般人には買えない貴重な野菜。
また関東ではナスビのことをナスと呼び、物事を成すことのできる縁起の良い野菜として売られた。
冬の茄子、初物の茄子はとくに高値な高級野菜。
また茄子はツルツルして毛がついていないので毛が無し、ケガ無しと洒落て家内安全を祈った。
四扇、五煙草、六座頭
四番は扇
贅沢品、お金に余裕のある人が持っていた扇。
扇は末広がりでめでたい。
子孫繁栄、商売繁栄を祈る。
五番は煙草
煙草は嗜好品。
特に生活に無ければ支障のあるものではない。
少しの贅沢品。
煙が上に昇っていく、運気上昇で縁起が良いとされた。
六番は座頭
座頭は盲目の坊主。
頭を坊主にして按摩や鍼灸、琵琶を弾いて昔語りを生業とした人たちのこと。
頭が禿頭で毛が生えてないのでケガない、毛が無いと洒落て家内安全を祈る。
初夢縁起物
一富士(イチふじ)
二鷹(ニたか)
三茄子(サンなすび)
四扇(シおうぎ)
五煙草(ゴたばこ)
六座頭(ロクざとう)