バカも使いよう バカのつく言葉と各地のバカ
バカも使いよう
バカは揶揄?
馬鹿、バカ、ばか・・・
人を揶揄する時に使う言葉。
もともとサンスクリット語の無知・愚かという言葉が語源とされる。
思考が狭いこと、思考が思うようにまわらないことを一般には馬鹿という。
強く罵(ののしり)倒す・罵る・悪く言う・罵倒する・こき下ろす・悪し様に言う時に使う。
けれどそれ以外にも使う。
例えば「とても大きい」の形容にバカをつける時がある。
バカのつく言葉
バカ正直=普通の正直よりも正直。正直過ぎるほど正直。
バカに正直=今まで正直でなかった人が急に正直になる。
バカに素直=今まで素直でなかった人が急に素直になる。
バカに真面目=今まで真面目でなかった人が急に真面目になる。
バカ丁寧=並外れて丁寧。
バカでかい=並外れて大きい。
バカ騒ぎ=大騒ぎ。
バカ笑い=大きな声で笑う。
バカなまね=愚かな行動。無差別な行為。
バカうけ=異常なほど大きく人気をうける。
バカげた=まのぬけた、不合理な。
バカバカしい=考える必要が無い。
バカぢから=あきれるほどの強い力。
バカっぷる=非常識なほど仲の良いカップル。周囲に迷惑をかけるカップル。
バカにする=あなどる。軽視する。
バカにできない=軽視することができない。
バカらしい=話にならない。
バカばなし=無駄ばなし。
バカをみる=バカバカしい思いをする。
末にバカがつく言葉
親バカ=子供に対し異常に可愛がる行為。またそれゆえに暴走を始める人。
釣りバカ=生活や仕事も放りだし、釣りに夢中になる。
~バカ=~に夢中になりすぎる。
バカのつくことわざ
バカの大足=大きな足はバカのしるし。(バカの大足、阿保の子足)
バカの一つ覚え=一つの事だけを覚えこむ。
バカとハサミは使いよう=ハサミも使い方次第でよく切れる。バカも使い方次第で役に立つ。
バカにつける薬は無い=薬をつけてもバカは治らない。
日本各地のバカの方言
北海道と東北地方
北海道=はんかくさい
青森県=ほんじなし
岩手県=とぼげ
宮城県=ほんでなす
秋田県=ばがけ
山形県=あんぽんたん
福島県=ばが
関東地方
茨城県=でれ
栃木県=うすばが
中部地方
富山県・石川県=だら
福井県=あほ
山梨県=ぬけさく
岐阜県= たわけ
愛知県=たーけ
近畿地方
三重県=あんご
滋賀県=あほー
京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県=あほ
中国地方
鳥取県=だらず
島根県=だらじ
岡山県=あんごー
四国地方
徳島県=あほ
香川県=ほっこ
愛媛県=ぽんけ
高知県=あほー
九州地方
福岡県=あんぼんたん
佐賀県=にとはっじゅ
熊本県=あんぽんたん
大分県=べかたん
宮崎県=しちりん
沖縄地方
沖縄県=ふらー
バカと呼ぶ地域
東京都・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・新潟県・長野県・静岡県・広島県・山口県・長崎県・鹿児島県はバカ。
英語=fool
アホには出来ないけれど、バカにはできる。