魚へんの漢字、「ま」から始まる魚

魚を一文字であらわす漢字

湯飲み茶碗に見つけた魚文字

魚の文字が書かれた湯呑み茶碗。

見つけると読んでしまう。

読めても読めなくても。

漢字一文字だけで魚をあらわす。

読めぬは文字は何と読むのか?

今回は「ま」から始まる魚へん1文字漢字をご紹介。

「あ」~「ほ」までの魚へんの漢字

「あ」から始まる魚へんの漢字はコチラ

「い」はコチラ

「う」「え」「お」はコチラ

「か」はコチラ

「き」「く」「こ」はコチラ

「さ」はコチラ

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「す」「せ」コチラ

「た」コチラ

「ち」と「と」コチラ

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「ま」から始まる魚へんの一文字漢字

鮪 マグロ

鱒 マス

鮲 マテ・コチ

鯧 マナガツオ

「ま」から始まる魚へんの漢字

鮪 マグロ

刺身を代表する魚。

大型の魚の中でもクロマグロ(本マグロ)は海のクロダイヤと言われ、値段も高く味も良い。

毎年、晴海(元築地)の初セリでは1匹1,000万円以上の値段をつけ、話題になる。

過去の最高額は2019年276kgのクロマグロが3億3,360万円。

キハダマグロ キメジ
キハダマグロ キメジ

刺身、焼もの、煮もの、フライ、天ぷら、唐揚げ、カルパッチョ、燻製、缶詰めなどで食べられる。

現在クロマグロの養殖も行われている。

種類としてはクロマグロの他にキハダマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロ、ミナミマグロ、タイセイヨウクロマグロ、コシナガマグロがいる。

子供のマグロはメジと呼び、メジマグロはクロマグロの子供、キメジはキハダマグロの子供。

イソマグロは別種、マグロという名前がついているが上記7種類とは別の種類。

鱒 マス

一般に小型のサケ科の魚、川に生息するものをマスと考えられていた。

生活の一部分を海で暮らすものもある。

サケとマスの厳格な違いはなく、同じ種類の魚。

ヤマメ、アマゴ、ヒメマスは川に生息するマスの種類。

マスの種類でも川を下って海で多くのエサを食べ成長し、産卵のため遡上する降海遡上タイプがいる。

ヤマメの降海タイプはサクラマス、川を下り海で育ち、産卵のため遡上するときには大型化したヤマメがサクラマスの名前に変わる。

同じくアマゴの降海遡上タイプをサツキマス、ヒメマスの降海遡上タイプはベニザケと呼ばれる。

サクラマス
サクラマス

名前だけでいえばヒメマスはマスからサケに変わる。

キングサーモンと言われる大型のサケは日本での水揚げは少なく、オホーツク海で少量だけ水揚げされる。

キングサーモンの日本名はマスノスケ、大型のサケなのにマスの名前がついている。

ちなみに養殖で育てられたサケを輸入したものとをサーモンと呼んでいる。

養殖のため寄生虫の心配がなく刺身で食べられる意味でもサーモンと呼び、国内で獲れる天然もののサケと呼び分けている。

鮲 マテ・コチ

マテガイのこと。

通常マテガイの漢字は馬刀貝と書く。

鮲は魚が伏せていると書くのでコチとも読む、コチは通常漢字では鯒が使われる。

※コチについてはコチラ。

ここではマテガイを紹介する。

内湾の浅い砂地に棲む細長い平たい10cmの大きさになる二枚貝。

幼い稚貝は丸い二枚貝の形状で、1.5mmを越えると長方形へ変化していき、大きさ5mmになると親と同じ細長い形になる。

干潮時の砂浜にマテガイの巣穴を見つけ、塩を振り込むと飛び出してくるのでその瞬間を捕まえる。

アサリと同じに砂抜きをした後、塩ゆで、酒蒸し、煮付け、バター焼き、フライなどで食べられる。

鯧 マナガツオ

一般にマナガツオは漢字で真魚鰹または真名鰹と書く。

西日本で漁獲があり美味くて高価な魚だが東日本では漁獲が無く馴染みがない。

マナガツオの名前はカツオの入手できない京都で、瀬戸内海で獲れるマナガツオでカツオの叩きを作り、カツオに学ん(真似て)で料理を作ったのでマナガツと名付けた。

瀬戸内海で一番の高級魚。

刺身、焼もの、煮もの、フライ、から揚げ、汁ものなどで食べられる。

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