魚へんの漢字、「は」から始まる魚
魚の一文字漢字
湯飲み茶碗に魚の漢字
湯呑み茶碗に魚の文字。
一文字だけで魚名を表す漢字。
読める字と読めぬ文字。
読める名前はいくつあるのか。
今回は「は」から始まる魚へん1文字漢字の魚をご紹介。
「あ」~「に」までの魚へんの漢字
「あ」から始まる魚へんの漢字はコチラ。
「い」はコチラ。
「う」「え」「お」はコチラ。
「か」はコチラ。
「き」「く」「こ」はコチラ。
「さ」はコチラ。
「し」はコチラ。
「す」「せ」はコチラ。
「た」はコチラ。
「ち」と「と」はコチラ。
「に」はコチラ。
「は」から始まる魚へんの一文字漢字
鯊 ハゼ
鰣 ハス
鰰・鱩 ハタハタ
魬 ハマチ
鱧 ハモ
鮠 ハヤ
鰚 ハラカ ニベ
「は」から始まる魚へんの漢字
鯊 ハゼ
ハゼの仲間は2100種類以上存在する。
料理と釣りでハゼといえばマハゼのことをいう。
ダイビングとアクアリウムではハゼの仲間全体をさす。
上皇陛下のハゼ研究もハゼの仲間全体が対象。
鯊がさす漢字はマハゼのこと。
生息域は湾内の砂泥の浅場、河口、汽水域、川の中流域にも上る。
刺身、天ぷら、焼き魚、煮魚、甘露煮、燻製などで食べられる。
産卵は1~5月、河口付近の水深3~6mの砂泥地。
エサは柔らかい海藻から、小魚、エビ、カニなどの小動物、水底を動く小さなものならなんでも食べる。
鰣 ハス
最大40cmになる淡水魚。
川、湖、沼、に生息するオイカワに似た魚。
成魚になると目は上方へ寄り、口は鮭のように大きくアゴまで裂ける。
幼魚期はオイカワ同様に小動物をエサとするが成魚は小魚を捕食する。
刺身、みそ焼、煮もの、天ぷら、フライで食べられる。
鰰・鱩 ハタハタ
日本海と北海道の深度500以深に生息する寒流系の深海魚、休む時は砂にもぐる。
産卵期10~11月に群れで浅場へ移動し、海藻に産卵する。
産卵で浅場に上がってきたハタハタを漁獲する。
乱獲で水揚げが少なくなり禁漁を3年続け、回復させたことがある。
鳥取県周辺では深海を底引き網で漁獲している。
塩焼き、干物、汁もの、鍋、甘露煮で食べられる。
魬 ハマチ
関東では養殖のブリをハマチという、天然ブリはハマチと呼ばない。
関西 では40~60cm、南四国 では30~40cmのブリをハマチという。
関東の料理店では養殖であってもハマチという名前を避ける傾向にある。
刺身、焼もの、煮もので食べられる。
鱧 ハモ
福島から南、温帯域の水深120mより浅い砂泥質の海底に生息する。
ウナギやアナゴに似るが2mの大きさになる。
歯が鋭く、何でも噛みつく。
皮下に小骨が多く、料理には2mm間隔で切り込みを入れる骨切りという技術を使う。
関西では夏に人気の代表魚、関東では馴染みの薄い魚。
湯引き、焼もの、煮もの、汁もの、フライ、天ぷら、唐揚げで食べられる。
鮠 ハヤ
小型のコイ科の淡水魚。
ウグイのことをハヤまたはハヨという。
また場所によってウグイ以外にもオイカワ、カワムツ、アブラハヤ、タカハヤ、ヌマムツもハヤと呼ばれる。
焼もの、唐揚げ、甘露煮、汁もの、燻製などで食べられる。
鰚 ハラカ
腹が赤い魚、マスとウグイの別名。
また、ニベの別名でもある。