警視庁を騙る詐欺メール、文面もおかしければ内容もおかしい
警視庁を騙る詐欺メール
また詐欺メール
先日のレンタルサーバーを装う詐欺メールに続き、以下のような詐欺メールが届いた。
今度は警視庁を騙っている。
警察は取り締まりをしないのか?
メール本文
差出人:警視庁〈j-info@uber.com〉
件名:警察庁について
警察庁について 私たちは警視庁です。
あなたのお子様は窃盗容疑で逮捕され、被害者に230万円の賠償金を支払う必要があります。
至急下記口座にお振込下さい。
1:
金融機関:みずほ銀行
金融機関コード:0001
支店名:向ヶ丘支店
支店番号:540 口座番号:1075013
名義(カナ):カ)リノ レコード
名義(漢字):株式会社RENO RECORDS
2:
金融機関:株式会社ジャパンネット銀行
金融機関コード:0005
支店名:ビジネス営業部
支店番号:005
口座番号:7089 513
口座名義:カ) アニア
3:
金融機関:楽天銀行
金融機関コード:0036
支店名: 第三営業支店
支店番号:253
口座番号:7450560
名義(カナ):アント
東京都千代田区霞ヶ関2-1-2 100-8974
「#9110」
03-3581-0141(代表)
警視庁からにしてはおかしな内容
警視庁を騙るuber.com
明らかにおかしな文面。
差出人のメールアドレスがおかしい。
j-info@uber.com
uber.com これはウーバーイーツのウーバー?
差出人は警視庁でなんでメールアドレスはウーバーなのか?
おかしな日本語
警視庁から突然こんなメールが届くことがまずあり得ない。
最初の文面「警察庁について 私たちは警視庁です。」の日本語がおかしい。
この文の後に警察庁については何も触れていない。
警視庁は東京都内の警察署を束ねる東京警察本部。
警察庁は日本全国の警察を管理・運営している機関。
230万円の賠償金
「あなたのお子様は窃盗容疑で逮捕され、被害者に230万円の賠償金を支払う必要があります。」
日本ではこれが事実であれば警察から呼び出しがあり、様々な確認と手続きがいる。
そして裁判の結果で賠償金が課せられる。
警察が勝手に賠償金を決められない。
また金額だけを振り込んで手続きが終わる事も無い。
振込先は株式会社?
振込先が3カ所も選べるのも名前もおかしい。
そして3カ所とも名義が違う。
1:の名義は カ)リノ レコード
2:の名義は カ) アニア
3:の名義は アント
カ)は株式会社の略、警視庁ではない。
統一していない
:と()が全角だったり、半角だったり統一していない。
犯人は文面を作るのに慣れてない。
日本人でないような気がする。
住所と電話番号だけは本物
最後の住所「東京都千代田区霞ヶ関2-1-2 100-8974」の東京都千代田区霞ヶ関2-1-2は警視庁の住所。
その後の番号100-8974は意味わからず。
「#9110」は警察相談専用電話。
03-3581-0141(代表)は警視庁の代表電話。