豊洲マグロの初競り3604万円漁師の手取りは
212kgの本マグロ3604万円漁師の手取りは
豊洲本マグロの初競り
1月5日午前5時過ぎ始業の鐘ととともに初競りが始まった。
豊洲市場に並ぶ本マグロの中で一番マグロの値段がついたのは青森県大間で水揚げされた212kgの本マグロ。
価格は3604万円。
大間港の新栄丸
釣り上げたのは大間港の新栄丸「竹内正弘船長」(71)。
150本の針にエサをつけ延縄で流し、12月31日早朝針掛かりを確認。
波のある中、釣り上げた。
脳天締め、神経締め、血抜き後に氷で冷やし水揚げ。
検量の結果、エラと内臓抜きで212kg。
発泡スチロールに立たせて入れられた本マグロは氷で冷やされ豊洲へ運ばれた。
一番マグロ7回目
1月5日の初競りを待って公開、セリにかけられた。
5時の鐘の合図でセリが始まり、1kgあたり1万円からスタート。
1万円づつ値段が競り上がり、1kgあたり17万円、3604万円で落札。
他のマグロに差をつけて一番マグロの栄光に輝いた。
新栄丸の竹内正弘船長が一番マグロを獲得したのは今年で7回目。
仲卸やま幸とすし店銀座おのでら
落札したのはマグロ専門の仲卸やま幸とすし店銀座おのでらの共同。
3年連続仲卸やま幸が落札。
一番マグロ候補は5匹あり、最終的に一番高値がついたマグロが一番マグロとなる。
漁師の手取り
3604万円×0.89×3/5
=19,245,360円
2023年一番マグロ落札と2024年一番マグロと二番マグロ
トロと赤身で1040円
一番マグロはすし店銀座おのでらの東京表参道の回転すし店に運ばれる。
昼過ぎに解体ショーが行われ実食開始。
212kgのマグロから8000貫のにぎりができる。
特別な価格はつけず、通常価格で販売。
トロと赤身の2貫セットで1040円。
5日午後1時から表参道の回転すし店で販売。
コロナ禍以前の落札値
2019年の初競りは本マグロ278kgを1kgあたり120万円、3億3360万円ですしざんまい喜代村が落札。
この価格が一番マグロ最高額の記録。
すしざんまいの名が全国に広まる。
2020年初競りで本マグロ276kgを1kgあたり70万円、1億9320万円ですしざんまい喜代村が落札。
昨年より下がったがマグロ1匹2億円弱。
コロナ禍の落札値
2021年初競りで本マグロ208.4kgを1kgあたり10万円、2084万円で仲卸やま幸が落札。
2022年初競りで本マグロ211kgを1kgあたり8万円、1688万円で仲卸やま幸が落札。
コロナ禍で高級料理屋、寿司屋などの利用が減り高級食材の需要が減った。
落札価格も以前通りに下がった。
コロナ禍が収束に向けての動きの中、高級食材の需要が高まりつつある。
コロナ禍明けの2024年落札値
2024年1月5日コロナ禍明けの初競りで一番マグロ238kgを1kgあたり48万円、1億1424万円で銀座の寿司店オノデラグループと仲卸やま幸が共同で落札。
そして2番マグロ177kgを1kgあたり30万円、5310万円で沼津魚がし鮨グループ沓間水産が仲卸の「米彦」を通して落札。