2024年12月8日江之浦2ダイブ目、魚は色々いる

11月に見たギンガメアジはやっぱり居なかった

先月見たギンガメアジのポイントは

 

群れて泳ぐギンガメアジ

1ダイブ目の後半、先月11月に見たギンガメアジの群れに遭遇した場所を廻ってみた。

けれどギンガメアジを見ることは出来なかった。

その後江之浦でギンガメアジを見たという話しも聞いていない。

先月会えたことが奇跡。

それでもこんなものがいた。

熱帯の海が好きなサラサゴンベ

岩の上のサラサゴンベ

沖縄の海に潜ると良く見るサラサゴンベ。

寒い海は嫌いな魚。

本来は江之浦にはいない。

ここ数年水温の高い時期にサラサゴンベの子供を見かける。

海藻のアヤニシキの幼体

岩に付着したアヤニシキの幼体

岩に付着した魚の背ビレのような物は海藻のアヤニシキの幼体。

紫色のレースのような薄い海藻。

今年、江之浦で多く見られた。

2本目も水温は変わらず18~19℃、ラッパウニにゼブラガニが寄生

一年中見られるHawkfish のオキゴンベ

1ダイブ目終了後1時間の休息をとって2ダイブ目。

岩の上でエサを待つオキゴンベ

江之浦定番のオキゴンベ。

オレンジ色が目立ち、春夏秋冬一年中見られる。

食慾旺盛で小魚から甲殻類、貝類、環形動物などなんでも食べる。

岩やヤギの上の高い所で獲物が通るのを待つ、英語では Hawkfish と呼ばれる。

江之浦で定番で見られるオオモンハタとアカハタ

砂の上のオオモンハタ

体中に小豆模様があるオオモンハタは魚食性。

岩の上のアカハタ

岩の上で獲物を待つアカハタの子供。

小魚も食べるがエビとカニが大好き。

以前はあまり見られなかったがこの数年多く見られるようになった。

けれど今年の秋、数が極端に減った。

海が荒れたせいなのか?

釣り師に釣られたのか?

定かではない。

鬼っ子シマウミスズメの子供

シマウミスズメの子供

以前シマウミスズメを江之浦で見られることはあまりなかった。

ハコフグの仲間だが鬼のように目の上に角があり、青いラインがあるので判別は容易。

夏の終わりから深度12mの大岩の周辺をウロウロしている。

以前に比べ少し大きくなった。

ラッパウニに寄生するゼブラガニ

ラッパウニの中に棲むゼブラガニ

毒のあるラッパウニは江之浦の所どころで見つかる。

しかしゼブラガニにあまり寄生されていなかった。

それが今年いくつかのラッパウニに寄生している。

ゼブラガニはトゲトゲしたフォルムの小型のカニ。

黒紫のラインが全体に入る。

ラッパウニのトゲなどを食べる。

ゼブラガニが寄生するラッパウニは食べられたトゲの部分が道のように窪んでいる。

その窪みに身を隠す。

ラッパウニの他に猛毒のイイジマフクロウニにも寄生する。

1mの浅場に居るシマハギの子供

浅い水底を泳ぐシマハギ

他の大型魚に捕食されないためか深度1mの波打ち際だけに数匹しかいない。

水温があまり低くない今の時期だけ見られる。

もう少し水温が下がるといなくなる。