ドライスーツの手首を通すには潤滑剤 Sea Lover がお奨め
ドライスーツの手首が脱着しづらい
ドライスーツは脱着にコツがいる
スキューバダイビングで使用するドライスーツは脱着にコツがいる。
特に手首を通す時と脱ぐ時は慣れていないと苦労する。
最初は必ずベテランのインストラクターにコツを教えてもらうと良い。
それでもなお脱着しづらいと思う人はこの先を読み続けて欲しい。
無理に脱着していればやがて手首がボロボロに切れてくる。
ドライスーツの手首の素材
クロロプレンゴム(ネオプレンゴムも同じ)制のドライスーツの手首には同じクロロプレンゴムの生地が使用されている。
ただ少し違うのは柔らかいやや伸びる生地を使っている。
また水の侵入を防ぐため内側は布の張ってないゴム生地を採用。
最近は脱着し易いように更にアルミパウダーを付着した滑る銀色のリペルサーモを使う。
ピッタリだからきつい手首
スーツ工場では水が入らぬよう細心の注意をしながらドライスーツを作成する。
手首から水が入らぬようにピッタリ作る。
手首より手の部分の方が大きいので脱着はどうしてもきつい。
ゆるくては水が入る。
ゆえにきついのはしょうがない事ではある。
それでも慣れてくればそれなりに素早く脱着ができる。
初心者でもドライスーツを簡単に脱着するには Sea Lover
以前はシールセーバーという潤滑剤を使用
以前10年ほど前まではシールセーバーという潤滑剤を塗って手首を脱着していた。
シリコンオイルを多く含んだ潤滑剤はゴムにも肌にも優しく良く滑った。
きつい手首もニュルリと通る。
けれど10年ほど前に製造取り扱いを止めてしまった。
理由は解らず。
着る時の Sea Lover の使い方
ワールドダイブ製の Sea Lover (100g¥2,640税込)はジェルタイプで使い易い。
ドライスーツの手首内側に小サジ1杯ほどの Sea Lover を付けて表側から手首部を揉む。
すると手首内側全体に Sea Lover がゆきわたる。
爪を引っ掛けぬように手首を通せば今までがウソのようにスポンと手が通る。
Sea Lover 装着時の使用方法(動画)
脱ぐ時の Sea Lover の使い方
ドライスーツに手首を通した状態で Sea Lover を使用する。
手首の上側と下側の2カ所、生地と皮膚の間に Sea Lover を注入。
そのまま手首を回転させると全体に Sea Lover がゆきわたる。
それからいつものように脱げばスポンと手首が抜ける。
安全でサンゴにも人間にも優しい Sea Lover
化粧品会社がもともとサンゴに優しく人間にも優しい日焼け止めを販売。
シークワサーの抽出液も含まれているが無香料。
それをドライスーツの手首やウエットスーツの潤滑剤として利用する為にジェル状にした。
Sea Lover の成分
水、グリセリン、ヒドロキシエチルセルロース、シークワサー果皮エキス、酸化チタン、水添えヒマシ油、フェノキシエタノール、メチルバラベンなど。
肌に合わぬ時は使用を控える。
傷やしっしんなどの部分は避ける。
Sea Lover は日焼け止め成分が入っているのに高温と直射日光下の保存が苦手。