ダイビング講習に必要なダイバーメディカル、医師に説明する便利なガイドライン
ダイバーメディカル/参加者チェックシートという3枚の書式
ダイバーメディカル/参加者チェックシート
新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)が流行ってからダイビングの病歴診断書式も変わった。
今はダイバーメディカル/参加者チェックシートという3枚の書類。
過去のようにPADIのロゴは入っていない。
DAN (Divers Alert Network)、WRSTC (The World Recreational Scuba Training Council)、RSTC (Recreational Scuba Training Council)、RSTC Europa 、UNDERSEA & HYPERBARIC MEDICAL SOCIETY、CMAS(CONFEDERATION MON DIALE DES ACTIVITES SUBAQUATIQUES)の6つのロゴが入っている。
ダイバーメディカル/参加者チェックシートは今後もダイバーメディカルスクリーン委員会(DMSC)によって新しい医療内容と共に改訂される。
ダイバーメディカル/参加者チェックシート1枚目
10問の質問内容に答える。
該当することが無ければ「いいえ」をチェック。
全て「いいえ」ならば健康上の問題は認められず、2枚目以後を記入する必要はない。
該当する項目があれば「はい」にチェック、「A欄へ」などの指示がある場合は2枚目の「A欄」を記入する。
3番、5番、10番は指示が無く、2枚目のA~G欄全てを記入する。
後は1枚目の下欄の参加者署名を記入。
ダイバーメディカル/参加者チェックシート2枚目
ダイバーメディカル/参加者チェックシート2枚目は1枚目に該当があった時に記入する。
例えば1枚目の項目1に「はい」をチェックした場合は指示に従い2枚目のA欄だけの5項目を記入し、A欄以外の記入は不要。
2枚目の該当項目が全て「いいえ」の場合はそれで完了、3枚目の必要はない。
「はい」の該当があったときにだけ3枚目の医師による診断が必要になる。
ダイバーメディカル/参加者チェックシート3枚目
医師にダイビングをするために診断書が必要だと伝え、この書式ダイバーメディカル/健康診断医師による評価シートを記入してもらう。
医師は1~2枚目の評価シートを読み、健康状態を吟味した後、ダイビングをするに適しているどうかを判断する。
「参加することに同意します。」にチェックが入ればダイビングに参加できる。
「参加することに同意しません。」にチェックが入るとダイビングに参加することができない。
医師がダイビングに詳しくない時
医師全てがダイビングを理解している訳ではない。
ダイビングを詳しく知らない医師もいる。
そんな時は医師にダイビングのことを説明して判断してもらうのだが素人には難しい。
このガイドラインはダイビングに詳しくない医師がダイバーメディカル/健康診断医師による評価シートの記入をサポートしてくれる。
よくある記入間違いと未記入事項
ダイバーメディカル1枚目によくある記入間違いと未記入事項
ダイバーメディカル1枚目のよくある記入間違いと未記入事項は下部にある参加者署名欄。
①の参加者署名(サイン)と②の参加者氏名、簡単に言うと2回氏名を記入することになる。
1ヵ所氏名を記入すると安心して、2つ目を記入しないことが多い。
③記入日の項目だが日月年がアメリカ式で順番が逆、日本式で記入してしまい失敗する。
④生年月日の項目だが日月年がアメリカ式で順番が逆、日本式で記入してしまい失敗する。
ダイバーメディカル2枚目によくある記入間違いと未記入事項
ダイバーメディカル2枚目のよくある記入間違いと未記入事項は上部にある参加者氏名と生年月日。
記入欄の最上部にあるので見落としがち。
①の参加者署名(サイン)
②生年月日だが1枚目同様に日月年がアメリカ式で順番が逆、日本式で記入してしまい失敗する。
ダイバーメディカル3枚目によくある記入間違いと未記入事項
ダイバーメディカル3枚目のよくある記入間違いと未記入事項は2枚目同様の上部にある参加者氏名と生年月日。
①の参加者署名(サイン)
②生年月日だが1枚目同様に日月年がアメリカ式で順番が逆。
次に医師による記入欄は未記入項目が多い。
最初は評価の結果をチェック、次に以下の項目。
①医師の署名 ※必需
②日付、日月年がアメリカ式で順番が逆なので注意 ※必需
③医師名 ※必需
④クリニック名/病院名 ※必需
⑤住所 ※必需
⑥電話番号 ※必需
⑦Eメール
以上、ダイビング参加時に必要な新しい病歴診断書式の記入ポイント。