正月と元日と元旦は同じではない、その違いは何?
元日と元旦の違い
元旦の恒例
めでたく元日を迎え、朝風呂に入り、おせちを食べながらおとそを飲む。
テレビのスイッチを入れて昨晩と今朝のニュースを聞く。
どこへ初詣に行こうかと考えながら。
元旦の恒例行事。
皆さんは元日をどのようにお過ごしだろうか。
似た文字、元日と元旦
元日と元旦はとても似ている。
年賀状にも使われる。
長いあいだ元日と元旦は両方とも同じ意味だと思っていた。
そして何も考えずに使っていた。
けれどこの二つの文字には違いがある。
元の意味
元日も元旦も元の字が前にくる。
元の意味はもととなる、基準となる、最初という意味。
1年でいうならば1月1日ということになる。
元日はまさしく日の基準になり1月1日のことを意味する。
旦の字
元旦の旦の字は夜明け、明け方、早朝、朝という意味で朝日の状態が字になっている。
旦の字はこうして生まれた。
元旦とは
つまり元旦は1月1日の早朝、日ノ出の頃を意味する。
1月1日の元日の朝が元旦であり、昼や午後、そして夜は元旦ではない。
元日と元旦とも正月だけれども元旦は1月1日の明け方、早朝、朝のことであり、少なくても午前中までのことをいう。
元日は1月1日の時間に関係なく、丸一日24時間いつでも元日と呼ぶ。
また正月は本来1月1日のone dayを指す言葉だが正月3が日と言われるように1日、2日、3日、の三日間を通常正月と呼んでいる。
まとめ
正月
正月は通常1月1日、2日、3日の3が日のこという。
元日
元日は1月1日だけを言い、朝、昼、夕方、夜の時間に関係なく、1月1日ならば元日という。
元旦
元旦は1月1日の午前中や朝、早朝の時間帯を呼び、1月1日であっても昼、午後、夕方、夜は元旦とは呼ばない。