ユーチューブ動画、ケラマブルー29分の生物名と解説

ケラマブルー29分の前半

オープニング

ケラマブルーの海をミヨシが水を切って進む。

青い海へ潜ると数々の魚とサンゴが迎えてくれる。

白い砂の奥には仲の良い2匹が棲んでいる。

00:34秒後、ヒメダテハゼとコシジロテッポウエビ

巣穴から出るヒメダテハゼとコシジロテッポウエビ

2匹の棲家である穴の入り口で門番をしているのはヒメダテハゼ。

江之浦でも良く見るダテハゼの仲間。

目の周りに黒いラインを入れ、黄色い5本線を身に纏う。

外敵が襲ってこないかを見張る。

やがて相棒のコシジロテッポウエビが両手いっぱいに砂を持って外へ捨てに出てくる。

作業が終われば直ぐに巣穴に戻り、穴掘り工事を続ける。

砂で出来ている家は年中崩れるので手入れが欠かせない。

ヒメダテハゼは視力が良くない。

喰われることが無いように居候のヒメダテハゼが見張りをしている。

危険を感じると体をブルブル振るわせてコシジロテッポウエビに穴から出るなと教える。

さらに敵が近づけばヒメダテハゼも穴の中へ隠れる。

01:22秒後、3種類のシュリンプ

岩の隙間に暮らすアカシマシラヒゲエビ

岩の隙間に棲むアカシマシラヒゲエビ。

黄色の体に赤と白のストライプ、長いヒゲも白く立派。

右下から現れる2匹の小エビはスザクサラサエビ。

赤に白い線がハッキリしている。

岩につくエサを捜している。

さらに1匹大きさ形は同じだが地味な装い。

模様も似てるが目立つ白線が無い。

江之浦でもお馴染みのサラサエビ。

3種類が同じ場所にいるのが面白い。

01:53秒後、イイジマウミヘビとクロガシラウミヘビ

砂地でエサを捜すクロガシラウミヘビ

2種類の爬虫類のウミヘビを見比べる。

最初に登場するのは無毒と言われるイイジマウミヘビ。

次に頭が小さく黒い猛毒のクロガシラウミヘビが登場。

小さな頭で砂の穴に潜り、ガーデンイールなどを捕食する。

03:25秒後、ヨスジフエダイ

4本線のヨスジフエダイ

体は黄色で腹は白、4本の青い線が入る。

画像では青い線が白く見える。

群れるのが好きな魚。

ゆっくり寄れば近づける。

カラフルなので見惚れてしまう。

04:06秒後、デバスズメダイの子供たち

青い小さな魚が群れる。

デバスズメダイの子供たち。

ダイバーの吐く泡の音に驚きサンゴの隙間に逃げる。

静かになるとまた出てくる。

見ていると癒される。

04:44秒後、白いイソギンチャクに棲むハナビラクマノミ

イソギンチャクと共生する有名なクマノミ。

ピンクの魚体、背中に1本とエラに1本の白い線のハナビラクマノミ。

イソギンチャクは高温の白化現象で白っぽい。

05:50秒後、デバスズメダイの若魚の群れ

先ほどのデバスズメダイより群れが大きい。

サンゴも大きい。

デバスズメダイの若魚だけでなく子供たちも混在。

07:10秒後、若いアオウミガメ

まだ若い小ぶりのアオウミガメ

甲羅の模様が美しい。

藻を啄む黒いサザナミハギが甲羅の手入れをしているよう。

触ることはタブーだがゆっくり寄れば側へ行ける。

泳いだ後は岩の隙間でお休みタイム。

目をつぶって気持ち良さそう。

09:55秒後、デバスズメダイ成魚の群れ

泳ぎまくるデバスズメダイの群れ。

いったい何匹いるのか。

凄いと言うしかない。

10:47秒後、紅白のヤシャハゼ

おしゃれなヤシャハゼ

巣穴の上を離れず流れに向かって泳ぎ続ける。

エサであるプランクトンが流れてくるのを待つ。

白い体に赤い3本線が尾に向かって走るヤシャハゼ

背ビレの初めがとても長い。

やがて巣穴から働き者のコトブキテッポウエビが両手に砂を持ち上げて出てくる。

13:58秒後、リュウキュウイソバナとスカシテンジクダイ

多くの小魚、スカシテンジクダイが群れる。

良く見ると体がスケルトン。

ライトに銀色の腹が反射する。

後ろにあるリュウキュウイソバナが回遊魚から彼らを守る。

ケラマブルー29分の後半

15:17秒後、砂から立ち上がるチンアナゴ

何本もの縄が砂から生え、流れの上に向く。

流れてくるプランクトンを食べるため。

縄の正体はガーデンイールの一種、チンアナゴ。

白地の魚体に無数の黒点、目の後ろには大きなドットが2つ。

すみだ水族館で有名になった。

16:41秒後、3匹のハナビラクマノミ

再び背中とエラに白線のあるハナビラクマノミ。

このイソギンチャクには3匹が棲んでいる。

一番大きいのがメス。

18:02秒後、逆さまに泳ぐハナゴンベ

やや深い岩の隙間。

ハナダイの仲間、ハナゴンベは暗い所が好き。

明るい外には出てこない。

そしていつも仰向けに泳ぐ。

18:40秒後、トゲトゲのイソコンペイトウガニ

トゲトサカに共生するイソコンペイトウガニ

ソフトコーラルのトゲトサカに棲むイソコンペイトウガニ

トゲトサカにそっくりのトゲトゲの体が見分けられない。

動いてなければ判断は難しい。

英語の名前は Candy Crub 。

やっぱり飴。

19:13秒後、小さな黒いミョウジンツバメガイ

砂地を這う黒いミョウジンツバメガイ

砂地を這う黒い小さなウミウシ。

動画では黒一色に見える。

写真では頭部先端が白く2つの目が確認できる。

19:20秒後、ヨスジフエダイとノコギリダイの群れ

ヨスジフエダイの群れ。

その向こうに黒っぽいノコギリダイの群れが見えてくる。

群れを過ぎるとまたヨスジフエダイの群れ。

さらに過ぎるとノコギリダイの群れ。

最後に白い尾ビレの上下が長く伸び二又に分れるのはマルスズメダイ。

22:13秒後、黒いゴマアイゴの群れ

黒い大きな群れがやってきた。

岩に生える藻を啄む。

胡麻模様が解らないほど興奮して黒ずむゴマアイゴ。

同じく黒い魚体で目の後ろ部にオレンジ楕円模様のある、モンツキハギも混じる。

24:08秒後、緑ボツボツのトサカリュウグウウミウシ

黒の体色にグリーングレーのイボイボがあるトサカリュウグウウミウシ。

大きなエラもグリーングレー。

触角を動かしながら良く動く。

大好物は笑いボヤ。

24:44秒後、ウミウシを食べて巨大になったイシガキリュウグウウミウシ

エサのウミウシを捜すイシガキリュウグウウミウシ

黒に多数の黄色い細い線。

触角もエラも立派。

かなり大きく手の平大の大きさ。

イシガキリュウグウウミウシは他のウミウシを捕食する。

今まで数多くのウミウシを食べて育った。

25:12秒後、白化したイソギンチャクとカクレクマノミ

高水温が続き褐虫藻が体内から出てしまい白くなったイソギンチャク。

イソギンチャクにとっては気の毒だが綺麗で柔らかそう。

出入りするカクレクマノミも気持ち良さそう。

インスタバエして可愛い。

26:30秒後、オレンジ色のイソギンチャクとハマクマノミ

このイソギンチャクは白とオレンジ色。

一緒に棲むのはエラに白一本線のハマクマノミ。

大きく黒っぽい方がメス。

27:11秒後、一緒に泳ぐアオウミガメ

このアオウミガメも甲羅が綺麗。

首と脇には藻が繁殖中。

洗ってあげたい。

つぶらな瞳でエサを捜す。

次回はテングカワハギの泳ぎも載せたい。