江之浦で真っ白なニシキフウライウオとフウライウオが見られる
今なら真っ白なニシキフウライウオが見られる
魚らしくない魚ゴーストパイプフイッシュ
江之浦の大岩、深度12mのソフトコーラルに真っ白なニシキフウライウオが住み着いた。
天ぷら魚と呼ぶダイバーもいる。
とても魚とは思えない形をしている。
逆立ちして泳ぐニシキフウライウオ
これが今、江之浦にいる真っ白なニシキフウライウオ。
魚だと解かるだろうか?
逆立ちした状態で漂うように生息する。
ニシキフウライウオの部分紹介
頭が下の方にあり中央に目があるのが解かる。
小さな目から下が長い口。
上部は尾ビレ、左中央部分は腹ビレ、右側が背ビレ。
そして平ペッタイ体。
通常の魚とは全然違う。
更に体中の縁全体にトゲトゲ状の突起がついている。
秋に見られる
伊豆半島では時おり見られるが江之浦で見られるのは珍しい。
水温が高い夏の終わりごろから秋に現れる。
通常雌雄ペアで目撃されることも多い。
大きさはメスで10cm前後、オスはやや小さい。
ソフトコーラルに寄り添うと同化して見つけにくい。
黒いっぽいソフトコーラルに生息する時は体を黒く変色し、白っぽいソフトコーラルに生息する時は白く変色させる。
メスは腹ビレの変形した育児嚢で卵を孵化するまで育てる。
オスは孵化するまでメスにピッタリ寄り添う。
ニシキフウライウオをじっくり見よう
触るのはNG
今、江之浦へ行って真っ白なニシキフウライウオをじっくり見よう。
深度12mの大岩の東面にある白っぽいソフトコーラルの隙間に漂っている。
写真や動画を撮るのはOKだが触るのは絶対NG。
そんなことをすれば折角住み着いたニシキフウライウオはダイバーのいない彼方へ逃げてしまう。
人の少ない平日がお勧め
見つけたら焦る必要はない。
あまり動き回らない魚なのでじっくりカメラを構えてタイミングを予想してシャッターを押そう。
他のダイバーを気にせず見たいなら人の少ない平日がお勧め。
紅白模様のニシキフウライウオのジャストショットが撮れるかも。
今ならフウライウオ(カミソリウオ)も見られる
ちなみにトゲトゲのない真っ黒なフウライウオ(カミソリウオ)エキジット口の深度2.5mにペアでフラフラしている。
その容姿を知らないダイバーはゴミだと思って通り過ぎてしまう。
今ならダイバーに人気の2種類のフウライウオが楽しめる。
ちなみに水温は現在24℃とまだまだ海は夏。