サラサエビの更紗(サラサ)とは
サラサ模様とは?
サラサエビの模様
体中に赤い線と白い点が続く。
同じ文様を繰り返すサラサ模様。
なぜこれがサラサ模様なのか首をかしげる。
サラサ模様を使った生地でサラサエビと同じ色、同じ模様を見た記憶がない。
サラサ模様とは
サラサ模様に決まったものはない。
花、木、草、鳥、動物、昆虫、などの生き物から建造物、線や曲線、円などを文様として使用。
色も自由、様々な色を使う。
全て自由で決められたものはない。
1つだけあるサラサ模様のルールは模様を繰り返すことだけ。
サラサ模様のサラサエビ
サラサエビの模様は線と点。
色は赤と白。
似た模様を繰り返す。
サラサ模様のルールに該当。
サラサエビはサラサ模様。
サラサエビを見るには
サラサエビとダイビング
サラサエビはダイビングでは普通に見られる。
特に珍しいエビではない。
関東近辺では3mより深く15mよりも浅い岩礁域に生息。
潮溜まりのような浅い場所には生息しない。
また砂地の水底を好まない。
岩の隙間に生息するサラサエビ
魚やイカ、タコに襲われたとき隠れる岩の隙間や石の下に隠れ棲む。
水底だけでなく岩の天井も生息場所。
夜行性で昼間は岩陰の暗い場所で過ごす。
食性は雑食性。
ボウズコウイカはこのサラサエビを好んで捕食する。
1匹いれば沢山見つかるサラサエビ
なぜか1匹サラサエビを見つけると同じ岩の隙間に多数のサラサエビを確認できる。
外敵が入れない狭い隙間。
逃げるべき奥行きがある。
砂で埋まらない場所。
岩や石が動いて崩れない。
このような場所を好む。
ウツボと共生するサラサエビ
他の魚と共生するのが苦手なサラサエビ。
共生すれば他の魚の餌食になってしまう。
けれどウツボだけは別。
サラサエビはウツボの体表面や口の中を掃除する。
ウツボはサラサエビを食べようとしない。
また、ウツボと一緒にいてもサラサエビは逃げようとしない。
外敵はウツボを避けて寄ってこない。
ウツボが他の魚からサラサエビを守っているように見える。
サラサエビも安心なのかいつもより外にでる。
待っていればやがて出てくる
ダイバーが近づけばサラサエビは奥へと逃げる。
しかし時間をかけて静かに待っていればやがて出てくる。
素手を近づけて固定しておけば手に乘ることも・・・
サラサエビ
大きさは 5cm。
英名は cleaner shrimp 。
青森、本州、四国、九州、琉球列島、日本各地に分布。
本州付近に多く生息する温帯種。
アクアリウム店では800~1000円ほどで販売されている。