ニシキウミウシとテヌウニシキウミウシの違いを知る

西伊豆に凪が続くゴールデンウイーク

天気良好、海は凪

田子

ゴールデンウイーク5月4日早朝出発。

渋滞を避けながらも運転、am08:30に西伊豆の田子に到着。

天気良好、風も無く海は凪。

外海のどのポイントでも入れるコンデション。

浮島根でダイビング

田子

1本目は潮の流れも通る沖のポイント、浮島根でダイビング。

田子では9月にサクラダイの群れで産卵がする場所として知られている。

深度は35m前後と深場。

減圧症とエアー切れの問題があり、サクラダイの産卵見学は中級者以上にお薦め。

水温19~20℃、透明度は25m

ポイントに到着、ボートから海へ飛び込むと直ぐに潜降。

流れはあまりない。

水温は東伊豆より暖かく19~20℃、透明度は25mと海が蒼く見える。

黒潮の支流が入ってる様子。

もうすぐ夏が来る。

サクラダイはいない

まずは根沿いに深場へ落ちる。

深度30mまで落ちてみるがサクラダイはやはりいない。

徐々に深度を浅くしながら様子を伺う。

田子浮島根の魚たち

チョウチョウウオの仲間タキゲンロクダイ

タキゲンロクダイ
タキゲンロクダイ

岩についたベントスを啄むタキゲンロクダイ。

久しぶりに見る。

大きさ15cmほどのチョウチョウウオの仲間。

デコッパチのイラ

イラ
イラ

頭がデコッパチのイラ。

淡い青さが何とも言えない。

これでもベラの仲間、大きさは45cmほど。

ホウライヒメジ
ホウライヒメジ

昼寝中のホウライヒメジ。

オジサンの仲間。

顎下にあるヒゲのような味蕾でエサを捜す。

トラウツボ
恐顔のトラウツボ
ハナミノカサゴ
ハナミノカサゴを覗くお嬢

色柄の違う3個体のニシキウミウシとテヌウニシキウミウシの違い

ニシキウミウシ純種

ニシキウミウシ
ニシキウミウシ

ニシキウミウシ本体の色は赤っぽいオレンジ色。

ランダムな白い斑点がある。外套縁が紫色。

エラの後ろに衝立があるのがニシキウミウシの仲間の特徴。

12cm以上になり派手な色のニシキウミウシは目立つ。

テヌウニシキウミウシに似たニシキウミウシ

ニシキウミウシ
ニシキウミウシ

本体は赤っぽいオレンジ色。

ランダムな斑点はオレンジ色、外套縁が紫の斑点。

この子もエラの後ろに衝立がある。

触角からエラにかけての外套縁が三段階に開いていればテヌウニシキウミウシ。

開いているのが二段階ならニシキウミウシ。

外套縁が三段階に開くテヌウニシキウミウシとは

テヌウニシキウミウシ

これがテヌウニシキウミウシ。

形態、オレンジ色の斑点、外套縁の紫色は本種ニシキウミウシにそっくり。

外套縁の広がりが3つあり、3回波打っているように見える。

1つ目は触角周囲の広がり。

2つ目は中間部分の広がり。

3つ目はエラ前の広がりと三段階に広がる。

ニシキウミウシの子供はフタイロニシキウミウシ?

ニシキウミウシの幼体

以前フタイロニシキウミウシと呼んでいた個体。

ニシキウミウシの幼体ではないかと疑問の期間があり、比較的最近ニシキウミウシの幼体と認められる。

でもまた時が経つと別種になるかも?

子供でもエラの後ろに衝立がある。