シャボン玉の唄

シャボン飛んだ

娘を想う詩

誰もが知ってるシャボン玉の唄。

子供の頃、誰でも歌ったことのある童謡。

野口雨情(のぐちうじょう)作詞、名曲。

日本人なら誰もが知っている。

多くの人に親しまれているシャボン玉の唄。

実は亡くなった娘を想う詩。

童謡シャボン玉の歌詞

シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ ♪

屋根まで飛んで こわれて消えた ♪ ♪

シャボン玉消えた 飛ばずに消えた ♪

産まれてすぐに こわれて消えた ♪ ♪

風、風、吹くな シャボン玉飛ばそ ♪

歌詞の意味

シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ ♪

屋根まで飛んで こわれて消えた ♪ ♪

シャボン玉が空へ飛ぶ。

屋根の高さまで上がった。

そしてシャボン玉がこわれて消えた。

単純な意味。

解釈の違い

こんな解釈をする人もいる。

シャボン玉を風に乗せて遊ぶ。

強い風が屋根まで吹き飛ばした。

屋根は飛んでいく。

やがて壊れて見えなくなった。

まさか?

意味を変えて読めば、そうとも読める。

気がつかなかった。

百人十色、あってもおかしくない。

皆同じように理解していると思っていた。

童謡シャボン玉は実は鎮魂歌(ちんこんか)レクイエム

亡くなった娘を思う

ちなみにこの童話は鎮魂歌(ちんこんか)レクイエム。

野口雨情は2人の娘を亡くした。

娘への想いをシャボン玉にのせた詩。

元気に飛んで行きなさい。

高く飛んで行きなさい。

でもシャボン玉は直ぐに消える。

やはりもういない。

切ない親の気持ち

娘よ、丈夫に生れ、元気に大きく育て。

誰しもが思う親の気持ち。

楽しい事も多くを知らず、大人になる前に消えてしまった。

シャボン玉消えた 飛ばずに消えた ♪

産まれて直ぐにあの世へ行ってしまった。

風、風、吹くな シャボン玉飛ばそ ♪

せめて風よ吹くな、シャボン玉に祈りを込めて。

亡くした二人の娘を想う。

作家の気持ちを考えると悲しい唄になる。