想い出す江之浦が崩壊した2007年台風9号
早くも大きな台風2号スリゲ
台風2号スリゲ
4月14日にパラオ周辺で発生した台風2号、一時中心気圧888ヘクトパスカルまで発達。
現在フィリピンの北東海上まで進み中心気圧950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50m。
フィリピンから北上してきた台風スリゲ。
八重山、沖縄、大東島方面では強風と高波に注意。
なぜこんなに早く大きな台風が?
台風の勢力が大きくなった理由は海水の温度が高いため。
北上すればするするほど水温は下がり、勢力も弱くなる。
23日には偏西風により西へながされ温帯低気圧に変わる見込み。
江之浦に大被害を与えた台風
2007年9月に関東を襲った台風9号
2007年8月29日9時に南鳥島沖で発生した台風9号。
9月4日に小笠原諸島の北側海上を通過。
6日には伊豆諸島を北上。
6日夜半、強い勢力で静岡県伊豆半島南部に上陸。
最盛期の勢力は中心気圧965ヘクトパスカル、上陸時もほぼ同じ中心気圧。
7日早朝、神奈川県西部を通過し、次第に勢力を弱めながら関東地方から東北地方を縦断する。
8日早朝、北海道の函館に上陸、9時に石狩沖海上で温帯低気圧になる。
江之浦が壊れた日
この台風による被害は大きい。
当時の江之浦の被害状況。
右沖より大きなうねり波が堤防を越えて入ってきた。
大波は海岸のゴロタ石ごと堤防を乗り越え、駐車場のアスファルトを破壊。
アスファルトを破壊
ゴロタ石と破壊したアスファルトの残骸が散らばる。
ビルの崩壊現場のような状態。
車を止めるスペースはない。
この残骸を処理するのに時間がかかる。
看板も網も破壊
立て看板もない。
何処に流されたのか。
漁師の網も転がり、流され、グシャグシャ、使い物にはならない。
シャワーも洗い場も全てない
シャワーステーションは影も形もない。
物置がここにはあったのだがそれもない。
全ては破壊され、流された。
エントリーポイントも破壊
よくもここまで壊してくれたものだ。
もとの原型が想像つかない。
エントリーするための巨大なコンクリートまで破壊。
コンクリート破壊、移動?
コンクリートは大きく割れ、剥がされ、左側へ移動。
どのような力が加わればこうなるのか。
台風恐るべし。
うねりおそるべし。
今までで江之浦最大の台風被害
コンクリートだけではない。
テトラポットが折れている。
移動したテトラポットもある。
2007年9月に襲った台風9号。
今まで江之浦の被害では最大。
港の船もほとんど破損または沈没。
ダイビングができるようになるまで1ヵ月を要した。