バリ島のアグン山半世紀ぶりに噴火
アグン山が噴火
黒煙700m噴出
バリ島の北東部にあるアグン山が昨日の11月21日(火)17:05(日本時間18:05)噴火した。
山頂から700mの高さまで黒い噴煙を確認。
マグマの流出は確認されておらず、火山灰だけの噴出にとどまる。
今回の噴火はアグン山内部の蒸気がマグマと接触したことによって発生する水蒸気爆発と考えられる。
バリ島の防災当局のマデ・インドラ氏による話。
「われわれの見解ではこれは噴火ではない」
「噴火とは火山から物体が噴出するものだが、今回は一切噴出が見られない。噴出したのは煙だ」。
半世紀前の1963年に噴火したときは2月18日に始まり11ヶ月以上続いた。
マグマも流出し、大きな被害をだした。
空港は
現在バリ島のデンパサール国際空港を発着する空の便に目立った影響は出ていない。
日本発着のエアーアジアXやガルーダインドネシア航空も通常通り運行を実施。
もしアグン山が噴火した場合、デンパサール国際空港はホテルから70km以上距離が離れているので土石流などの直接の影響を受ける事は考えられない。
しかし、火山灰の影響で運行がストップする可能性は0%ではない。
火山灰の含まれる煙がエンジンに吸い込まれるとエンジンは停止する。
9月から今までのアグン山の様子
警戒レベル4
アグン山では9月中旬以降、火山性地震が頻発。
同月22日、警戒レベルを最高位に引き上げ山頂から半径9~12km圏内への立ち入りを禁止。
周辺住民ら14万人超が一時避難。
そのときの詳細は「バリ島ダイビングとアグン山 348」で説明。
経過レベル3に下がる
そして地震の規模が小さくなったことから10月下旬には警戒レベルを一段階引き下げ、立ち入り禁止区域も同6~7,5km圏内に縮小。
対策局は「今回の小噴火は爆発的噴火には至っていない」と述べ、当面警戒レベルは現状を維持する考えを示した。

明後日24日からバリ島へ
たぶん大丈夫
実は明後日の24~29日の6間、バリ島のムンジャンガンへダイビングへ行く予定。
少し気になっていたのだが10月末に警戒レベルが一段階下がり、少しホッとしたところ。
この報せでビックリ!
飛行機もホテルもダイビングも、もちろん全て手配済み。
デンパサール空港からアグン山まで70km以上の距離があるし、バリの目的地はアグン山の正反対側、ゆえに特に危険性はない。
もし空港閉鎖の時は
問題になるのは大噴火が起こった場合にデンパサール空港が閉鎖されてしまう場合。
たぶんその場合は車と船を乗り繋いで遠いジャワ島スラバヤのジュアンダ国際空港まで経由して帰ることになる。
行ったことのない場所に行くのは楽しみでもある。
帰国が1~2日遅れるかもしれない。
旅費も嵩むし、そうならないことを祈る。