アジ釣りのコツ
アジ釣りの仕掛けの動き
初夏のアジ釣り
久しぶりに東京湾の金沢八景へアジ釣りに行ってきた。
釣り方が解らない人のタメに紹介しよう。
アジ釣りをしたポイントは八景シーパラダイスから横須賀沖。
船はアジの群れを捜して、釣れなくなるとポイントを点々と変える。
深さは16~26mと比較的浅い。
水温は16℃とこの時期、東京湾としてはやや高い。
乗船人員は28名、ゴールデンウイークなので家族連れもいて混みあう。
透明度は薄にごり、ときおりアカクラゲが流れてきて糸に絡むのが厄介。
クラゲの触手が糸と針に付いていると魚がエサを喰ってくれない。
絡むたびにクラゲのゼリー状の触手を外す。
ライトタックルのアジ釣り
今回の釣りはライトタックルでアジを釣るというもの。
小型軽量のロッドと小さめの軽いリールで浅い場所にいるアジを狙う。
ビシカゴには40号の錘がついている。
釣り客の道具のルールは2つ(船によって違う)
道糸の太さは必ずPEライン3号以下、これより太いと水の抵抗で流されて隣の人と絡まる。
錘の重さは40号に統一すること。
40号より軽ければ流されやすく下流の人と絡み、40号より重ければ上流の人と絡む。
同じ40号の重さなら同じように流れるので絡みにくい。
コマセの入れ方のコツ
ビシカゴにはコマセ餌のイワシミンチを8分目ほど入れる。
あまりいっぱい入れるとギューギューでイワシミンチの出が悪い。
コツは少し隙間のある状態がビシカゴからコマセが出やすい。
針にはイソメを3~5cmほどに切ったものを使う。
アジビシから針先までの長さは2m。
釣り方
仕掛け投入
アジは水底から2~3m上を泳いでいる。
準備ができたら船長の掛け声とともにアジビシと仕掛けを海へ入れる。
水底にアジビシが到着したら直ぐに水底から2mほど糸を巻きあげる。
水底から2m巻き上げる
2mの距離はPEラインに付いた1mごとの白い目印を利用。
目印2つ分巻き上げれば水底から2mの位置にアジビシがある。
水底にアジビシが着底したときにエサ針は2m上にある。
ここでコマセを撒いても意味がない。
2m上まで巻き上げる。
アミカゴは水底から2m、そしてエサ針も水底から2m、両方ともアジのいる層に入る。
コマセを撒く
ここで始めてコマセを撒く。
コマセの巻き方は大きく撒くと魚が散るので、狭い範囲に沢山でるように撒く。
撒き方のコツはコマセカゴが逆立ちし、反転するぐらい素早く強く、小さく降る。
コマセを狭い水深の幅で出し魚を集めるのが目的。
大きく振ってはNG!
ここでコマセカゴから出たマキエサは水底から2mより浅い層へ撒かれる。
さらに1m巻く
コマセが撒けたなら次はさらに1mほど糸を巻く。
水底からは3mの位置にアジビシがある。
コマセは水底から2~3mに撒かれ、エサ針も2~3mの層に馴染む。
待つ
コツはロッドを動かさずに10~15秒待つ。
アジが掛かれば竿先が素早く小さく曲がる。
合わせは必要はない。
あたりがあった時には針がかりしている。
後はゆるめずに同じスピードで巻き上げるだけ。
アジの口は柔らかいので合わせたり、無理に巻き上げると外れてしまう。
コツのまとめ
アジビシを水底まで落としたら2m巻き上げる。
素早く小さくコマセカゴを振る。
さらに1m巻き上げて魚がくるのを待つ。
15秒待ってもあたりが無ければ再び水底までアジビシを下ろし2m巻き上げる。
これの繰り返し。
アジは群れで移動しているので群れが来ている時に素早く釣ると釣果がよくなる。