アメリカンドッグとフレンチドッグ、コーンドッグ、ハットグの違い
初めて食べたアメリカンドッグに感激
今はいつでも食べられるアメリカンドッグ
今は美味いものが沢山ある時代、初めて食べたものでも昔ほど感動はしない。
セブンイレブンやローソン、ファミリーマートなどのコンビニへ行けばいつでも食べることのできるアメリカンドッグ。
コンビニが出来る前は露店で売られていた。
初めてアメリカンドッグを食べたのは58年前
アメリカンドッグを初めて食べてからもう58年になる。
初めて見たのはコンビニの無い時代、晴海のモータショー会場の入り口にあった露店。
少し甘い臭いが漂い、棒についた長いものを油で揚げていた。
小さなフライヤーには棒を挟みこむスプリングがついていた。
こんなに美味いものを食べたことがない
キツネ色に揚がったその物体はとても一口に入る太さではない。
ケチャップが赤い容器から波模様に掛けられる。
一口かじりつくと今まで味わったことのない興奮に襲われた。
サクっとした歯ごたえ、ほんのり甘い生地、そしてソーセージの味。
食べ終わればそこそこ腹も満ちる。
1本50円。
アメリカンドッグとの初めての出会い。
今まで見たことの無い食べ物だった。
ホットドッグの他にもアメリカではこのような物を食べているのかと感心した。
あれから58年が過ぎた。
様々な呼び名のアメリカンドッグ
アメリカンドッグの作り方
アメリカンドッグの作り方は簡単。
魚肉ソーセージに串を刺し、衣を付けて油でゆっくり揚げればできる。
衣は小麦粉・卵・砂糖・ベーキングパウダー・牛乳か水を混ぜたもの。
ホットケーミックス・卵・牛乳をミックスしてもできる。
アメリカにないアメリカンドッグ
実際には、アメリカンドッグと言う名前の食べ物はアメリカにはない。
けれどアメリカンドッグはアメリカ発祥の食べ物。
その基になったものはアメリカンドッグにとても似ている。
アメリカにあるのはコーンミールで作ったコーンドッグ
名前はコーンドッグ、串を刺したソーセージにトウモロコシの粉を練った衣をつけて揚げたもの。
日本のものは小麦粉ベースの衣なので同じ名前のコーンドッグは使えない。
そこで生まれた名前がアメリカンドッグ。
その時代にはピッタリの名前だった。
アメリカンドッグは日本独自の名称。
北海道ではフレンチドッグ
北海道ではアメリカンドッグにグラニュー糖を掛けて食べる。
現地ではフレンチドッグと呼ぶ。
別にケチャップとマスタードを掛けて食べてもかまわない。
韓国ではハットグ
韓国ではホットドッグのことをハットグと呼ぶ。
またアメリカンドッグも区別なくハットグと呼ぶ。
アメリカンドッグ風チーズフライは日本ではチーズハットグ、韓国では略してこれもハットグと呼ぶ。