アメリカザリガニとミドリガメ川・沼・湖に放すと罰金と懲役
アメリカザリガニとミドリガメ放すと罰金300万円
罰金と懲役
違反すると、最大300万円以下の罰金。
または3年以下の懲役。
もしくはその両方。
いつから
2023年6月1日より。
アメリカザリガニとアカミミガメ(ミドリガメ)が条件付き特定外来生物に指定。
一度飼育したアメリカザリガニやアカミミガメ、捕まえて持ち帰ったものを川や池、湖に放すと罰則対象になる。
今回の罰則対象は2種
アメリカザリガニやアカミミガメの2種類。
アメリカザリガニは昭和初期に食用のウシガエルの餌として輸入。
アカミミガメは1950年代後半にペット用として海外から輸入。
しかし、繁殖力が強く川や沼、湖に逃げたものや放したものが自然に繁殖。
魚や水生昆虫の餌となる水草を食べたり、従来いた生物の生息域を追いやり、生態系を脅かす。
特にアカミミガメは寿命が40年程度と長い。
罰則となる場合とならない場合
罰則となる場合
現在飼育しているアメリカザリガニやアカミミガメを川や沼、湖に放出は禁止。
捕獲したものを他の場所での放出は禁止。
捕獲したものを一度持ち帰り、再度捕獲した場所での放出は禁止。。
アメリカザリガニとアカミミガメの輸入は禁止。
アメリカザリガニとアカミミガメを販売は禁止。
アメリカザリガニとアカミミガメを購入は禁止。
多くの人に配る頒布は禁止。
販売や頒布を目的とした飼育は禁止。
罰則とならない場合
ペットとして飼育する。
川や池、湖で捕獲する。
川や池、湖でザリガニ釣り。
捕獲したアメリカザリガニとアカミミガメを持ち帰る。
捕獲したアメリカザリガニとアカミミガメをその場で直ぐ放す。
飼っているアメリカザリガニとアカミミガメを少数の人に無償で譲り渡す。
アメリカザリガニやアカミミガメを飼育できなくなったら?
現在の飼育数
アメリカザリガニを飼っている家はおよそ65万世帯。
アカミミガメを飼っている家はおよそ110万世帯。
飼育できなくなったら?
川や沼、湖に捨てるのは禁止。
代わりに飼ってくれる人を捜す。
冷凍や薬殺での殺処分。
環境省での相談ダイヤル TEL 0570-013-110
最後まで責任を持って飼えるのかを考えてから持ち帰ること。
釣りエサとしてのアメリカザリガニの扱い
エサとして使える場合
アメリカザリガニを捕獲した場所で生き餌として使うことができる。
釣り針から外れて逃げた場合は放流と同じになる。
生きていないアメリカザリガニを餌として使う。
エサとして使えない場合
捕獲し持ち帰ったアメリカザリガニを後日、生き餌として捕獲した同じ場所でも使えない。
捕獲したアメリカザリガニを他の場所で生き餌として使うことはできない。