晴れた獅子浜アカオビハナダイの流線美

気持ち良い空と海

晴れ

晴れた。

ジリジリした陽射しはない。

スッキリしたサッパリした肌の感じ。

やっぱりもう秋か。

獅子浜
獅子浜 晴れ

獅子浜

静岡県沼津市にある獅子浜

今日はナイトロックス(空気より酸素の濃度が高い)を使用したダイビング。

深度26m前後に生息するアカオビハナダイを撮影に。

水温は25℃と暖かく透明度も12m。

平日なので他に人はほとんどいない。

まさに貸し切りプライベートビーチ。

魚にもプレッシャーが少ない、長い時間同じ所にいても誰にも迷惑がかからない。

太陽の光が25℃の水中に届いて気持ちが良い。

ウリ坊

深度6mの浅い場所にはウリ坊が群れている。

イサキの子供 ウリ坊
イサキの子供 ウリ坊

イサキの子供をウリ坊と呼ぶ。

3本の茶色い線がイノシシの子供ウリ坊と同じ。

自由にプランクトンを食べている。

時おり群れの方向が揃う。

イサキの子供
イサキの子供 ウリ坊 カンパチに追われる

カンパチがウリ坊を捕食するために追う。

一瞬のうちにまとまり逃げていく。

カンパチが去る。

また、じわじわウリ坊たちが戻ってくる。

今年生まれたアオリイカ

アオリイカ メンチサイズ
アオリイカ メンチカツサイズ

ウリ坊を狙っているのはカンパチだけではない。

高級で値段のお高いアオリイカ。

このイカもウリ坊を狙っていた。

今年の7月に生まれたアオリイカはたった2ヶ月でメンチカツサイズにまで育っている。

恐ろしいほどの成長の速さ。

喰われていた弱者から捕食する強者になった。

深場へ

賑やかな浅場から深場へ移動。

深度20mを越すと暗くなる。

そして24mアカオビハナダイたちがいる。

赤いドレスのシンデレラ

アカオビハダイ

アカオビハナダイ
アカオビハナダイ 赤いサロンパス

ちょこまか良く動く。

胸の赤い線が目立つ。

肉眼ではこのように綺麗な色は見えない。

この深度では赤は濃い紫色に見える。

ストロボの光が赤い色を再現。

衣装の色使い

アカオビハナダイ
アカオビハナダイ 胸の帯が赤い

シャッターを無駄に回数を切ることでジャストピントを狙う。

綺麗なのはアカオビの部分だけではない。

目から始まるブルーライン。

背ビレの先端の青。

アカオビハナダイ
アカオビハナダイ ヒレも綺麗

尾鰭の赤色と縁のブルーライン、ブルーラメの発色。

腹ビレ、尻ビレはグリーンっぽい発色。

やはり縁はブルーライン。

流線美

アカオビハナダイ
アカオビハナダイ 優雅な流線美

なんとも言えないこの流線美。

色の組み合わせが華やか。

とっても派手で綺麗な衣装。

見事に着こないしている。

自然が生んだ芸術のひとつ。