逗子の海

海は夏

いよいよ9月、今年も早いものだ。

今年の夏は南西の風がよく吹き逗子は荒れていた。

逗子の沖、大鷹根の海は今は静かにしている。

水面の水温は26℃もあり南国を思わせる。

今が1年で一番水温が高い時期、関東近辺にも季節がありだいたい1~2ヶ月遅れてやってくる。

エサがいっぱい

水面近くの水温が高く潮の流れが少ないせいか濁った緑色をしている。

小魚の好きなプランクトンがいっぱいいる色。

水中に潜ればやはり浅い場所は透明度はよくない。

そんな良く見えない先には沢山の魚が群れている。

魚影は沢山見える、けれど何がいるかはハッキリしない。

深度15mは視界良し

水深5mを越え深くなると水温が少し下がり透明度が良くなってくる。

12m以上先が見える。

深度16mの根の頭にはオレンジ色のキンギョハナダイが群れている。

ゆったりとした流れに乗ってくるプランクトンをハナダイ村の魚達が総出で食べている。

回遊魚の南根

ムツの子

ゆるやかな流れに乗りながら大鷹根の南側へまわる。

深度26mに数えられないほどのムツの子供が群れている。

大きくなれば深海へ移動し、体中に脂を温存する魚体は刺身や煮つけでも喜ばれる魚、大きく成長するまでに沢山の他の魚を捕食する必要がある。

やや黄色みがかる魚体、このムツが全て親になるとしたらどれだけの魚がエサとして食べらるのか。

こんなことを考えて潜っているのは自分だけだろうか。

ムツを襲う

するとこのムツの群れに向かってアタックしてくる魚影が見える。

群れに突撃して通り過ぎ、またやってくる。

静かに見ていると目の前までやってきた。

ワラサだ。

ブリ

ブリの60cmサイズ。

他に40cmサイズのイナダと呼ばれるサイズも混じってムツを襲っている。

でかくなればムツも相当な捕食者になるはずだが子供のうちはエサとして襲われる。

カンパチ

続いて目に八の字の黄色い線のカンパチも現れた。

回遊魚ハンターの代表格。

今日はなんと良い日だろう。

ブリもカンパチも食欲旺盛でしきりに追いかけまわしている。

マアジの群れ

マアジの群れも中層から下がってきた。

そしてそのマアジの群れに向かって水面の方から垂直に落下しながら襲ってくる魚影が見える。

1mくらいはある大きな魚体。

群れに飛び込んではまたすぐ水面の方へ消える。

また次のハンターが垂直に襲い掛かる。

頭の丸い、体の平な動きの速いハンター。

ダイビングではあまり見られないシイラ。

シイラ

ハワイではマヒマヒ、ドルフィンフイッシュとも呼ばれ主に表層にいてイワシやトビウオなどを捕食している。

今日はよほど腹が空いていたのだろう。

アジの刺身、アジのたたき、〆アジ、アジフライ、塩焼き、南蛮漬けなど人間にとってもうまいのだからシイラにとってもご馳走に違いない。

今日はブリ(ワラサ、イナダ)、カンパチ、シイラと3種類の回遊魚を見れ、とても満足。

やはり9月、10月はダイビングにとって最高の時期。