可愛いダンゴウオ捜し

一番乗り

神奈川県小田原市江之浦海岸に到着するや早速ダイビングの準備にとりかかる。

目的は今話題の小さな魚、ダンゴウオ。

まだ他のダイバーが入る前に潜ってゆっくり写真を撮ろうという作戦。

多くのダイバーが入るとプレッシャーを感じて姿を隠してしまう事が多い。

何処へ移動するかはわからない。

けれど翌日の朝には同じ所へ戻っている。

水温16℃、透明度良し

ドライスーツを着こんで海へ入ると水温16℃、透明度12メートル、3月中下旬とは思えない。

例年より2℃も水温が高く、透明度も良い(例年なら4~6メートル)。

黒潮が伊豆半島へ押している影響らしい。

ダイバーにとっては有難いことだ。

ポイントA

ポイントA、最初のケーソンでは個体を確認できなかった。

簡単に見つかると思っていたがいない、見えない、何処に行ったのか?

ライトを使い、ルーペを使い、角度も変えて2回同じ面を捜索した、けれど見つからない。

ダンゴウオ発見

ポイントB

あきらめて次のポイントB中岩に移る。

ポイントBでは前回見つけられなかった、棲みついた場所が予想と違っていた。

岩の壁の紅藻エツキイワノカワに居ついてる思っていたのが間違え、ここのダンゴウオは水底の岩肌を棲家としていた。

今日はその水底の岩を重点的に捜す。

いたのは水底

捜し始めて1分後に小さな丸い魚体を確認した。

中岩の下、やはり紅藻エツキイワノカワの上にいた。

一度目を反らすと簡単に見失う。

周囲がエツキイワノカワだらけでエンジ一色、ダンゴウオがいる場所の特徴がない。

再度慎重に周囲の地形を頭に入れながら捜し直す。

やや窪んだ所にいた。

静かに撮影

プレッシャーを出来るだけ与えないようにカメラのセットを確かめる。

外付けマクロレンズW重ね、ストロボスイッチLOWで角度はレンズ直前、ZOOM最大、マクロモード。

ゆっくりゆっくり近づく、砂煙をあげないように手もつかない。

ダンゴウオが嫌がらないように静かにしずかに射程を決める。

けれど水底の窪み、上は中岩でつかえ、レンズを良い位置に固定できない。

カメラだけを水底に備えつき、斜め上から設定を確認しつつシャッターを押した。

同じ方向をむいたまま動かないのはプレッシャーが最小限で済んでいる証。

大きさ1cm

ダンゴウオの大きさは1cmほどの大きさ。

最初に発見された2週間前に比べれば倍の大きさに育ち、少しは見つけやすくなった。

写真も撮り易くなっているはずだが今回は場所が悪い。

フォーカスが合うことを祈りつつ、数打ちゃあたると何回もシャッターを押した。

ダンゴウ2匹目

30cmとなり

数分後バディーがここにもいると30cmほど離れたエツキイワノカワに2匹目を見つけて教えてくれた。

2匹目はほんの少し小ぶり。

こんな近くに2匹目がいたとは思いもしなかった。

ダンゴウオ賞

よく捜した!エライ!!ダンゴウオ賞!!!

こちらはバディーに撮影を任せた。

設定は済んでいる。

距離だけ合えばピッタリ撮れる。

フォーカスが合いやすいように照明係を受け持った。

落ち着きがない

右を向いたり、左を向いたり、プレッシャーがかかる。

こちらを向いた正面顔、なんとも憎めない顔、お菓子のような、おもちゃのような。

まもなく40分、テトラポット側から帰ろう。

ダンゴウオ3匹目

ポイントC

ポイントCの岩が現れ、さらっと見回すといた。

3匹目のダンゴウオ、3匹の中では一番大きい。

白い皮弁も腹側に目立つようについている。

すると直ぐに泳ぎだす。

神経質

全身は動かさず胸ビレだけを動かしているのかドローンのような移動の仕方、岩の上方のエツキイワノカワで停止。

右を向いたり、左を向いたり、かなり神経質。

そしてまた泳いでいった。

潜水時間が1時間になるので1本目を終了。

ダンゴウオ3匹

1ダイブで3匹のダンゴウオを見れ、かなり充実したダイビングになった。

この後、70人ぐらいのダイバーが潜っていた。

そして2ダイブ目、1匹もダンゴウオを見つけることが出来なかった。

やはり、早い最初のダイビングが貴重。

PS:中岩で見つけた2匹目のダンゴウオは初めて見つかった新個体とのことだった。

ダンゴウオは5月中旬まで楽しめる。