海水温上昇16℃に上がる

なぜ?

今年はどうしたことか?

もう水温が上がりだした。

陸上は春の雰囲気でいくぶん暖かくなって菜の花が咲いている。

けれどここら辺では3月20日前後が一番海水温が低くなる。

例年なら最低水温13~14℃まで下がっているはずなのになんと16℃に上がってしまった。

3月3日に潜ったときは14℃だった。

2℃も水温が上がり16℃になるなんて4月中下旬の水温だ。

黒潮蛇行?

黒潮の海流状況を見てみる。

2月には八丈島から房総沖へ流れていた黒潮。

大きく蛇行して内側を通り伊豆半島方面へ向かい、神津島、三宅島、御蔵島を抜けて房総沖へ流れている。

どうやらこの黒潮蛇行の影響で水温が上がっているようだ。

毎年、黒潮が伊豆半島先端に迫ってくるのは4月中下旬の現象。

透明度も春濁りで悪くなるはずなのに12メートル以上見える。

ダイバーにとっては都合が良い、けれど生物たちにとっては良いとは言えないかもしれない。

春濁りは栄養の高い濁り水だ。

魚や他の動物たちが無事育つだろうか。

ワカメが育たない

水温が高いせいでワカメが少ない。

浅い場所の一部だけでみられる。

例年3月になれば深度5メートルまでの浅場はワカメが繁茂して覆われる。

それが一部の岩やテトラポットの上だけに着いているだけで育ちも遅い。


薄く柔らかいワカメも美味しそう。

ワカメ漁なし

ここの地元の人たちは天然物のワカメ漁をしない。

量が少ないからだ。

3年前まではワカメの養殖をしていた漁師もいたが水温が高く育ちが悪いので止めてしまった。

越冬か?

生きていた

そんな中、驚いたのはエキジットに近い深度3メートルの岩陰にここら辺では珍しい幼魚が棲みついている。

水温14℃に下がっても生きていた。

南国の熱帯の魚なので絶対無理だと思っていた。

寒さに負けてエサも食べられなくる。

他の熱帯の魚がいなくなった。

この子だけ頑張っている。

動きが素早いので写真を撮影するのも大変。

昨年10月

初めて見たのは昨年の10月、水温がまだ23℃あった頃だ。

場所はまったく同じ。

大きさは2cm、体の一部はスケルトンだった。

警戒心が強く直ぐに石の下に隠れて出て来ない。

チョロチョロよく動く。

あっちへ行ったり、そっちへ行ったり。

ピントがなかなか合わない。

カンムリベラ

名前をカンムリベラという。

大きさは80cmほどになる。

幼魚は写真のように白地に前身だけ黒ゴマ点で背中2か所にオレンジのパールマークが入る。

幼魚は水中でも目立ち、可愛いので人気者。

大人はカラスのよう

けれど大きくなると濃い緑色or黒っぽくなり、体側の中央に斜めの薄いストライプが入り、暗く目立たない。

尾びれの先端はギザギザで、色も模様も幼魚のような可愛さはない。

このまま越冬して育つのではないだろうか?

そしたら江之浦海岸初の出来事になる。

カンムリベラがんばれ!