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女の男喰い、カマキリ、クモ、スズムシの交尾

共食い

ポリネシア

昔、人食い人種という部族がパプアニューギニアのジャングルの中に棲んでいた。

他の部族を襲って食肉として人食していた。

考えただけでも恐ろしい。

最近は無

最近は人食いの習慣は無くなった。

時おりバラバラ遺体のニュースは聞くが人食いまでには至らない。

昆虫の仲間には共食いをする種類がいる。

それもメスがオスを食べる。

カマキリのオス喰い

動くものは全て餌

カマキリは目の前に自分の体より小さくて、動くものがあると餌と判断する。

そこに同種だからとか、男女の分け隔てはない。

ただ食べる物として意識する。

自然界ではいつ餌に巡り合うか解らない。

食べれる時に食べておかなければならない。

メスがオスを喰う

カマキリはメスの方が大きい。

ゆえに食べられるのは体の小さなオス。

普段オスは食べられてしまう危険があるのでメスには近寄らない。

フェロモンに誘われて

ただ繁殖期になるとメスのフェロモンの匂いに引き寄せられ、交尾をしようとメスに近づいていく。

不用意に近づけばメスに捕獲され食べられてしまう。

動きの鈍いオスであれば簡単にメスに捕食される。

上手に背後から襲われないように交尾しなければならない。

うまく交尾できたとしても油断が出来ない。

交尾中にも

状況によっては交尾している最中にも頭から齧られて食べられてしまうことがある。

この場合、残った胴体で交尾は続けられる。

人間で想像すると恐ろしいことになる。

怖いからあまり深くは考えたくない。

交尾後も

無事に交尾が終えてからも油断が出来ない。

直ぐに逃げなければメスに喰われてしまう

メスにとって交尾が終わったオスは側にいる都合の良い餌に過ぎない。

オスの体は産卵に備えるメスの大切な栄養に変わる。

蜘蛛

メスがオスを喰う

ほとんどのクモにとってもカマキリと同じ事がいえる。

目の前の動くものは全てをエサとして判断する。

オスは捕食されるので通常メスには近寄らない。

やはりフェロモンに引き寄せられて

だが繁殖期になるとメスの出すフェロモンに引き寄せられてしまう。

メスに近寄れば捕食される危険性が高まる。

無事に交尾できたとしても上手に逃げないとメスに喰われてしまう。

喰われればメスの産卵のための栄養になる。

鈴虫

スズムシもオスは喰われる

あの綺麗な甲高い声で鳴くスズムシ。

スズムシは主に草食だが小動物の死骸やセミの抜け殻も食べる。

ゆえに自宅で飼育する時は野菜や果物だけでなく煮干しやかつお節などを餌として与える必要がある。

このスズムシも交尾の後にはメスがオスを食べてしまう。

産卵のために足りない栄養を補うため。

交尾を済ませたら直ぐに逃げないとメスに捕食される。

交尾さえしなければ

交尾さえしなければオスを捕食することは無い。

触らぬ神に祟りなしというところ。

カマキリやクモ、スズムシのオスにとってはメスは恋人ではなくこの世で一番怖い捕食者。