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小田原蒲鉾 籠清本店その場で揚げてくれる蒲鉾

籠清の揚げたての香り

香り立つ白い袋

先客が白い袋を持って良い匂いさせながら籠清から出てきた。

袋からは割り箸の端が顔をだす。

油で揚げられた香りがたまらなく胃袋を襲う。

籠清(小田原かまぼこ)本店
籠清 本店

いよいよ籠清本店に入店

小田原の有名な蒲鉾の籠清本店。

一枚欅の古戸を引き、店内に入ると目に飛び込んできたのはこの文字。

籠清熱々蒲鉾
籠清熱々揚げたて蒲鉾

注文すると直ぐに揚げてくれるサービス。

望むところだ。

5分で特別品が食べられる

5分という時間もその場で揚げる時間にピッタリ。

「あつあつ」「揚げたて」の人気商品、1品でも注文して良いという。

これを先ほどの客が香りを振りまいた。

完全に胃の腑を掴まれた。

メニューが6品

辛ごぼうとフイッシュポテトと籠てまり
辛ごぼうとフイッシュポテトと籠てまり

おすすめ!「辛ごぼう」

細切れの牛蒡と辛子が入っている。

値段は税込み220円。

牛蒡天の辛い味を想像する。

食べてみたい。

おいしいよ!「フイッシュとポテト」

見た目パッとしないがポテトが気になる。

マクドナルドのハッシュドポテトのよう。

魚のすり身にイモを入れるとどうなるか?

ピンとこない。

値段は税込み220円。

これも食べてみたい。

おすすめ!「籠てまり」

お!

値段が高いではないかこれだけ?

値段は税込み280円。

柔らかそうな丸い厚揚げ。

きっとすり身の魚が他のものと違って高級品?

その意味では、やはりこれも味を確かめたい。

いわし棒と珍味揚げとたまねぎ揚げ
いわし棒と珍味揚げとたまねぎ揚げ

おすすめ!「いわし棒」

これは静岡の黒はんぺんに似て黒い。

鰯の皮も一緒に入れてすり身にするため黒い。

鹿児島空港でも鰯のさつま揚げを売っていた。

値段は税込み220円。

鹿児島と同じように甘いのか?

食べなければ解らない。

人気商品「珍味揚」

イカ、ねぎ、ニンジン、ささ身入り、これがミックスさつま揚げ。

心を強く引き付けられる一品。

想像できる。

旨そうだ。

値段は税込み220円。

食べるしかない。

籠清のおすすめ!「たまねぎ揚」

たまねぎ入りでほんのり甘いと書いてある。

たまねぎは不思議な野菜。

生のままだと辛いのに火を通して柔らかくすると甘みが出てくる。

この時、少しで良いから塩をかけると更に甘みが強くなる。

値段は税込み220円。

これもきっと旨いに違いない。

食べるのはひとつ

選んだのは

6品どれも譲れない争い。

どれを食べても旨いだろう。

昼飯を食べた後なので流石に6種類すべてはいただけない。

迷った挙句選んだのは中身が色々入っている珍味揚。

お姐さんに珍味揚を注文。

5分は売上貢献

5分の待ち時間は店内のショーケースをじっくり見るのに良い時間。

ついつい見入ってしまう。

それだけではなく見るものを食べたくなってくる。

とにかく美味しそうな練り物蒲鉾、厚揚げ類が沢山ある

家の食を預かる奥様ならきっと売り上げに貢献してしまう。

見事な戦略だ。

蒲鉾の飾り切り
蒲鉾の飾り切り

揚げたてアツアツ

買い物を終わる頃、揚げたてアツアツが白い袋から割り箸の尾っぽを見せながら出てきた。

それにしてもこの香しい匂いは溜まらない。

外に出ることもなく、かぶりつく。

旨い!

芳醇な揚げ油のかほり、蒲鉾だけでなく油も新鮮、これなら胸焼けも起こさない。

満足な味と香りが口の中がいっぱいに広がった。