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大杉漣さんが亡くなる速報にショック 急性心不全とは?

昨晩の速報

ショック大杉漣さん

昨晩、大杉漣さんが亡くなったとの速報に驚いた。

最近様々なドラマや映画で活躍している66歳の男優、私の好きな俳優の一人。

大杉漣さんは2/20収録後に夕食をとると宿泊所の自室に戻りその後腹痛を訴え、松重豊さんが千葉県内の病院へ搬送し治療が施されたが、翌2/21午前03:53に亡くなった。

たった数時間

元気だった大杉漣さんが症状を訴えてからわずか数時間後には心臓停止になっている。

急性心不全。

つつしんで大杉漣さんのご冥福をお祈りいたします。

撮影途中のドラマや他にも予定されている撮影が全てキャンセルとなるのはどうしようもない、業界は大混乱。

ところでこの急性心不全という病気は何だろう?

他にも狭心症、心筋梗塞という言葉をよく耳にする。

どれも心臓の病気であるがハッキリとした違いは?

病院関係者以外は解らない人も多い。

急性心不全って何?

心臓の働き

心臓は体全体に血液を送るポンプ。

血液の中の新鮮な酸素と栄養を抹消細胞へ送る。

そして抹消細胞で二酸化炭素と老廃物を受け取った血液を各臓器へ運び、血液が心臓に戻るためのポンプ活動をするのが心臓の役割り。

平常時の成人で1分回に60~80回ほどのポンプ活動をし、死ぬまで続ける。

心臓が上手に動かないと血液を各組織に十分送れないので、細胞の所々で酸素と栄養不足になり、体が急速に弱る状態に陥る。

心不全

心不全とはこの心臓が十分なポンプ活動を行えず、生命を維持する為の十分な血液が送られていない状態。

心不全は病名では無く、心臓が十分なポンプ活動を行えない状態。

病気で亡くなる方の最後は、ほとんど心不全状態となる。

急性心不全は突然、急激に心不全に陥った状態。

狭心症

狭い心臓の症状と書いて狭心症。

これは心臓の筋肉の一部で血管の内側にコレステロール(主に肝臓で出来る脂肪質)が付着し、厚い層ができ血液の流れが悪くなる病気。

血液の流れが悪くなると痛みが生じるが血液がスムーズに流れだすと10~15分で痛みがなくなる。

狭心症と診断された患者は医師によりニトログリセリンを処方される。

ニトログリセリンはダイナマイトの原料でも有名であるがこの薬は爆発はしない。

舌下錠と言われる口内に入れる薬の他に胸などに貼るシールタイプがある。

舌下錠は飲み薬ではなく、舌と下顎に入れ唾液で溶かしながら飲む薬。

ニトログリセリンを体内に取り入れることで血管を広げ血液の流れを良くさせ症状を鎮静化させる。

心筋梗塞

心筋梗塞は心臓の筋肉の血管が血栓(血の塊)やコレストロールなどで閉塞し、血液の流れが止まって筋肉が壊死する病気。

一刻を争う状態。

すぐにでも医師による治療が必要で、対処する時間が早ければ治療後の経過が順調になる。

通常狭心症が酷くなり、心筋梗塞を発症し、心不全の状態に至る。

今回、大杉漣さんは急性心不全で他界。

今日の雨雪が心に沁みる。

長い間ご苦労様でした。

やすらかにおやすみください。