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大雨と降水量の測り方

降水量100mm

轟雨音

雨量は凄かった。

夜中の雨音で目が覚めた。

ゴーという雨音は台風のときと同じ。

千葉県富津市といすみ市

千葉県の富津市で午前6時20分1時間の降水量が100mm。

いすみ市でも午前7時に降水量が100mm。

神奈川県の三浦市でも午前5時40分に87mmの降水量を記録。

床下浸水や人が川に流される被害が出ている。

降水量100mmは100kg

降水量が1時間に100mmというのは凄い。

1平方メートルの面積に深さ10cmの雨が降るということ。

100cm × 100cm × 10cm =  100,000 ㎤。

重さにすると100,000gの水、つまり100kg。

富津市やいすみ市全体に縦横1辺1mの土地に100kgのおデブちゃんが1時間に一人降ってくることになる。

市内全体に降った雨水が地面に溜まり川へ流れ込む。

あっという間に洪水になりそう。

ところで?

降水量はどのように測るのか。

降水量の測り方

目盛りのついたメスシリンダーに雨が溜まる量を1時間ごとに見ているのだろうか?

貯水型雨量計

受水器が集めた降水を雨量ますと呼ばれる目盛のついた容器に貯めその量を測る。

簡単だが有人観測が必要。

記録紙に自動的に記録する貯水型自記雨量計もある。

転倒ます型雨量計

長時間の観測が出来、遠隔地でのモニタリングが出来るので気象庁などの公的機関で使用されている。

円形で筒状の形をしている。

直径20cmの漏斗状の受水器に落ちた降水が0.5mmの升に集められる。

升はシーソー型になっており満水になると転倒して零れ、もう一つの升が準備される。

1時間に何回升から水が零れたかによって雨量を測る。

升が2回零れれば1.0mmの降水量となる。

レーダーによる雨量の観測

レーダーを用いて降水粒子からの電波反射を観測する

広範囲の降水量を把握できる。

けれど誤差も避けられないため雨量計によるデータを用いて補正する。