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知っておきたいサメの優れた器官と弱点

様々なサメ

サメのニュース

毎年夏になるとサメの話題がでる。

海水浴場近くでサメの姿が確認されたというニュース。

時には1mのほどのシュモクザメの死骸が海浜に打ち上げられたと大騒ぎ。

特に大きな話題がなければ興味のあることがニュースになる。

サメという魚類をひとつにまとめて危険動物という認識が高い。。

少しサメについて考えてみよう。

サメの種類

サメにも様々な種類がいる。

ジンベイザメ
バリのジンベイザメ

プランクトンを食べている世界最大のジンベイザメやウバザメ。

貝や甲殻類を食べるネコザメ。

小型で大人しいネムリブカやドチザメ、ホシザメ。

トンカチ頭で有名なシュモクザメ。

どれもダイバーには人気のサメ。

オグロツマジロザメ
パラオのオグロメジロザメ

パラオやモルジブ、タヒチなどで見られるオグロメジロザメ。

これらのサメにはあまり危険を感じない。

ダイビングであまり見られないサメもいる。

沖合のサメ

沖合にいるサメだ。

イタチザメ、アオザメ、ヨシキリザメ、ヨゴレザメ、ネズミザメ、ホホジロザメなど。

これらのサメは水中で出会ったらかなり気が引き締まる。

注意が必要。

今まで水中で出会ったことのあるのはイタチザメ(ターガーシャーク)が2回だけ。

両方ともトカラ列島、黒潮の強い流れの中。

そのうち1回は興味を示して近づいて来たけれど確認すると水底深く消えていった。

サメの優れた器官と弱点

エサ捜しの時間

体の器官全体を使ってエサを捜す。

エサは弱った魚や死んだ魚が得意。

サメは他の魚に比べて泳ぐのが早くないので昼間より夜間の方が摂餌しやすい。

寝ている魚は逃げないので摂餌しやすい。

音でエサを見つける

音は振動となって感じる。

弱った魚のバタついた泳ぎ。

魚が逃るときの音などを聞きつける。

サメの目

サメの目は近眼と言われるが最近の見解では種類によって違う。

プランクトンを食べているジンベイザメは視力が弱いといわれる。

魚を襲うサメは明暗を認識し、それなりに見えている。

優れた嗅覚

嗅覚は優れている。

何キロも先の血液の匂いを瞬時に嗅ぎつけることはないだろうが見える範囲の臭いなら短時間で判別することが出来る。

流れが無く、臭いが広まるスピードがゆっくりなら遠方に届くまでは時間がかかる。

また人間の血液よりも魚の体液、魚肉臭に強く興味を示す。

サメにとって人間は不味いエサらしい。

通常食べてるエサの匂いに一番興味をしめす。

そして噛んでみた感触や脂肪の味でエサを判断する。

狂乱摂餌の時はエサにならないものを飲み込むこともある。

凄いロレンチーニ器官

他の魚にはあまりない器官をもつ。

それは弱電流を感じる器官。

側にいれば100万分の1ボルトの弱電流を判断できる。

ロレンチーニ器官と呼ぶ。

顔の先端から口の部分にかけていくつもの小さな穴があり、中はゼリー状になっている。

このロレンチーニ器官で真夜中の暗闇でも影に隠れた魚や砂地に潜っている魚を捜すことが出来る。

これら音、臭い、視覚、感触、味、弱電流の器官を使ってエサと判断する。

沖合で潜る時は

水面でバタバタして泳げば弱った魚に見える。

魚肉などをBCDのポケットに入れていればサメには解る。

ロレンチーニ器官はデリケートな器官なので刺激を与えり、電気を流すと弱い。

電気にサメは弱い。

現在はサーファー用に電気の流れるグッツも販売されている。