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知られてない気になる小さな生物ヒメオオメアミ
あまり知らないヒメオオメアミ
今日の江之浦
江之浦の水温は18℃まで上がり沖には19℃~20℃の潮が迫っている。
透明度は現在10~15mと良い。
アオリイカ(芭蕉イカ)の産卵は深度14mで40匹程が産卵を毎日続けている。
今年もあの娘に会いたい
水温が上がって来たのでそろそろ今年も現れないかと待っている。
ちょっと変わった小さな生物。
名前はヒメオオメアミ。

ひめ(小さい)おおめ(大きな目をした)あみ(小さなエビの仲間)。
羽を着けたらハエのよう。
セミの幼虫にも似ている。
ヒメオオメアミの撮影は難しい
小さくて肉眼では見づらい。
写真を撮って後でゆっくり観察。

動くし、小さいし、写真を撮るのも一苦労。
ピントが合ってたらラッキーというレベル。
甲殻類エビ、カニ、アミの仲間で大きさ2~3mm。
尾っぽをS字状に曲げて体に着けた状態で泳ぐ。
立ったまま泳ぐヒメオオメアミ
泳ぎ方は方はタツノオトシゴに似る。

ヒメオオメアミは水深5~12mの比較的浅い場所でよく見られる。
石で囲まれた窪み、水底から5~10cmの間をフラフラ~ホワ~ンとした感じで泳ぐ。
ヒメオオメアミは小さな群れをつくる
通常のアミは何万、何十万という群れをつくり移動する。
ヒメオオメアミは20~40匹位の群れであまり移動しない。

このヒメオオメアミは白いラインが入って少し変わった感じ。
群れの中に色違いが一匹だけ混ざる。
ヒゲも伸び、目はまん丸、黄金色。
ちょっとカワイイ。
色々な色のヒメオオメアミ

このヒメオオメアミもヒゲがよくわかる。
尾っぽの先もよく見える。
黄色バージョン。
目はやはりまん丸、でもカワイくない。

この娘は尾っぽが少し伸びぎみ。
やや前傾姿勢なのはヒメオオメアミが早く泳ごうとするときの姿勢。
お腹にあるオレンジ色の玉のようなものは何?

ヒメオオメアミはこの他にも赤白や黒色もいる。
沖縄などの熱帯域に生息するヒメオオメアミは更に様々な色がある。