ホワイトデーの仕掛人は福岡

ホワイトデーを考えた人

同じ時期にホワイトデーを考えた人がいた。

九州の福岡という土地。

福岡市の博多にある和菓子屋、石村萬盛堂の石村善悟社長がその人。

売り上げ向上のため

新しい菓子を作って売り出したい。

石村社長は新しい菓子作りのヒントを捜していた。

1977年に少女雑誌を読んでいた。

そしてある投稿に出会う。

マンガが切っ掛け

「男性からバレンタインデーのお返しが無いのは不公平。

ハンカチやキャンデー、せめてマシュマロでもくれればいいのに。」

これを読んで石丸社長は考える。

バレンタインのお返し

バレンタインの逆

バレンタインがあるならバレンタインの逆があってもいい。

お返しをする菓子が決まっていたら?

プレゼントをする日があったら?

男性から女性へのプレゼントを作れないか?

自社銘菓の鶴乃子を利用して作れないだろうか?

鶴乃子とは博多銘菓

鶴乃子とは石村萬盛堂の菓子。

黄味餡をマシュマロ生地でくるんだ和菓子。

明治時代から作られている博多銘菓。

博多駅などで博多土産として並んでいる。

当時、石村萬盛堂は鶴乃子を代表菓子として販売。

売り上げの厳しい時期が続く。

新しい菓子

なんとか新しいお菓子を作って世に出したい!

「バレンタインデーに君からもらったチョコレートを僕のやさしさ(マシュマロ)で包んでプレゼント!」

出来上がったのはチョコレートをマシュマロで包んだ真っ白なお菓子。

日付は

マシュマロをプレゼントする日をいつにする?

女性社員を集めた企画会議で3つの案。

①バレンタインデーの日付を逆さにした4月12日

②1週間後の2月21日

③1か月後の3月14日

皆で検討する。

候補①は2か月も空いてしまい間延びする。

候補②はバレンタインデーから1週間後では、お菓子屋として多忙すぎる。

結局日の決まらないまま、その年の冬に。

福岡唯一の百貨店であった岩田屋、現三越岩田屋へ提案をした。

一番暇んなる3月14日がベストやね。

とアドバイスがあり3月14日を記念日とすることに決定。

「マシュマロデー」スタート

マシュマロをプレゼント

1978年3月、男性から女性へバレンタインのお返しする日。

マシュマロをプレゼントするマシュマロデーがスタート。

しかし数年間は売上の厳しい期間が続く。

マシュマロデーを8年続けたころ百貨店より2つの申し出があり。

  • バレンタインデーのお返しにはマシュマロだけではなく、もっとプレゼントの種類を増やせないか?
  • マシュマロの白を想起させるホワイトデーに名称を変更できないか?

ホワイトデーの誕生

こうしてマシュマロデーはホワイトデーになった。

そしてホワイトデーのプレゼントは菓子だけでない。

他の食品や衣料品など様々なプレゼントが選べるようになった。

ホワイトデーの仕掛人

同じ時代に売上を伸ばすために様々な人達が工夫していた。

菓子業界全体で動いていた。

不二家とエイワ、全国飴菓子工業協同組合、石村萬盛堂、百貨店すべての人達が同じ方向に動いてホワイトデーが出来た。

マシュマロ、キャンディー、チョコレート、それにとどまらずマフラーや衣類などのプレゼントも良しとするホワイトデーの理由。