ヤマメの産卵期と禁漁

ヤマメの産卵は秋

3月の声を聴くと関東近辺ではあちらこちらの川で渓流釣りの解禁が始まる。

ヤマメの産卵期は秋、9~10月。

水温の上下によって7~40日で孵化をする。

孵化後はお腹にある栄養袋(臍嚢・さいのう)から栄養をとる。

冷たい水温の冬の間は砂利の隙間で動かずにこの栄養で成長を続ける。

真冬2月、ヤマメの稚魚が泳ぎだす。

ヤマメの解禁

ヤマメの解禁は関東近辺で3月1日。

川によっては3月15日、または4月1日に解禁するなど様々。

寒い地域ほど解禁が遅くなる。

渓流釣りの対象となるのはヤマメとイワナ、場所によってはニジマス。

ヤマメの解禁はイワナとニジマスも解禁になる。

またヤマメの禁漁はイワナとニジマスも禁漁になる。

ヤマメの禁漁期間

ほとんどの川は産卵が始まる10月初日~翌2月末日まで禁漁となる。

産卵と稚魚の成長時期を保護する。

孵化、発育を守るために春先まで管理釣り場以外の釣りは出来なくなる。

漁業協同組合で魚を放流

各川では解禁前に漁業協同組合が魚を放流する。

釣りをする人たちから漁業協同組合が入漁料を徴収する。

川の漁業協同組合は魚を獲って売るよりも魚を放流してアングラー(釣り人)から利益を上げている。

鮎の解禁はやや遅い

関東近辺で鮎の解禁は5月末から6月上旬。

鮎の子供は冬に海へ出てプランクトンを食べながら海岸近くを泳ぎ育つ。

そして3月中旬から4月上旬にかけて4~5cmに育つと自分が産まれた川を遡上する。 

ヤマメのエサ不足事情でサクラマスになる

ヤマメは山女魚

山女魚と書いてヤマメと読む。

丸い斑点模様(パーマーク)がある。

見た目も味も良いので昔の人は山女魚と呼んだ。

ヤマメは北海道~九州の山深い水温の低い清流や渓流に生息する。

水温24℃以上の水温が苦手。

水温が高いと餌も食べない。

大きさは30cmほどに成長。

寿命は3年。

サクラマス
サクラマス

ヤマメはサケの仲間

ヤマメはサケの仲間。

大きくなると鼻先がサケのように曲がる。

エサは上流より流れてくる水生昆虫や飛来する昆虫、他の魚や蛇やカエルも食べる。

エサが無くなると共食いもする。

渓流に流れてくる餌はそんなに多くない。

水温が上がり始める春、ヤマメの食欲が増す。

エサ不足の心配

同じ場所にヤマメが何匹もいるとエサが足りなくなる。

力のある大きなヤマメ強い。

エサは流れの強い場所が見つけ易い。

強いヤマメが流れのよい場所を陣取る。

エサを捕りさらにパワーをつける。

ヤマメの事情

同じ溜まりにいる数匹のヤマメにとって上流にいるヤマメほど沢山のエサが捕食できる。

その分、発育が良く大きくなる。

下流へ行くほどエサの量が少なくヤマメの育ちが悪く小型になる。

小さなヤマメはエサ不足の悪循環が続く。

また成長したヤマメに襲われる可能性もでてくる。

小型ヤマメの飢えの旅

飢えに苦しむ小型のヤマメ。

大型ヤマメに追い回される。

やがて体力の限界を感じ、下流へ去っていくヤマメがいる。

途中でエサを補給、良いエサ場をみつければ棲みつく。

エサを追い求め、海まで辿り着く少数のヤマメが出てくる。

それがサクラマス。

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