3月の江之浦
重ね石の下には
右と左の両方の岩に昨年の暮れから棲んでいるマツカサウオの子供が1匹づつ元気に生きてました。
この子も寒さには強いようです。
他にもハコフグ、スズメダイ、オオスジイシモチが隠れています。
ミツボシクロスズメダイは全滅
先月まで頑張って生きていたミツボシクロスズメダイのいる6mのイソギンチャク畑も覗いてみましたが残念ながら1匹もいません。
サンゴイソギンチャクも寒いのか小さく縮んでいました。
深度10mのイソゴンチャク畑にもミツボシクロスズメダイは1匹もいません。
やはり水温14℃には耐えられなかったのですね。
今年も越冬したミツボシクロスズメダイはゼロ。
なんとか越冬できる強いミツボシクロスズメダイが現れて欲しいものですけど無理ですね。
ここのサンゴイソギンチャクも縮んで小さくなっています。
共生していたイソギンチャクカクレエビやカザリイソギンチャクカクレエビの姿も無くなりました。
冷たくても頑張る魚
そんな水中でも頑張っている魚はいます。
少し痩せていますがカサゴは所々で見かけます。
キンギョハナダイの子供もオレンジ色の体を目立たさせながら元気に泳いでプランクトンを食べています。
ホンソメワケベラの姿もチラチラ見かけます。
ウミウシは健在
沖の三角岩まで行くと先月も見つけたミアミラウミウシ、小さなヒロウミウシ、キイロウミコチョウなどのウミウシは冷たいのが気持ち良いのか元気そうです。
けれど今日はムラサキウミコチョウは見つかりませんでした。
何処か岩の隙間にでも入り込んでいるようです。
増えるワカメ
ワカメは浅い岩の上に増えてきました。
例年だと3月にワカメは成長し、メカブが出来始める時期ですがそこまで成長しているワカメはありません。
やっと水温が下がってワカメが育てるようになったようです。
今までで一番遅いワカメの成長具合です。
温暖化の影響でしょうか。
全体的に魚の少ない時期ですがウミウシ捜しとかダンゴウオ捜しとかテーマを持って潜ると楽しいですよ。