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光るマツカサウオの発光バクテリア

真冬の2月4日(土)江之浦でダイビング

スーパーナチュラリスト

2月4日(土)江之浦で潜ってきた。

一緒に潜ったのはスーパーナチュラリストのメンバー。

朝方は寒かったが太陽が出ると暖かく気温は12℃ぐらいに上がり、風も無く波もなくエントリーし易いコンディション。

海水温16℃

水温は16℃で1月と変わらない。

下がらないのが不思議。

海岸には岩ノリが着く時期なのにあまりない。

水温が下がらないので岩ノリの発育が悪い。

透明度は18m、良好。

ソラスズメダイは元気

潜降すると直ぐソラスズメダイの群れ。

16℃の水温に元気よく泳ぎ、流れてくるプランクトンを捕食。

水底ではカミナリベラホンベラの子供と雌が群れで餌をついばむ。

遠くまで見えすぎ、江之浦らしくない。

周囲を見回すと魚が少なくなったように感じる。

発光バクテリアで顎が光るマツカサウオ

子供のマツカサウオ

深度6m重ね石の下にはマツカサウオの子供を発見。

右と左の岩の下に1匹づつ。

マツカサウオ

変わった魚。

まるでガイコツのようなフォルム。

作り物ではなく、本物天然もの。

大きさは5cmほど子供、大人になると13cmになる。

体は鎧

体は固い鎧で覆われている。

興奮すると背びれ胸鰭、腹びれなどすべて広げトゲトゲ。

毒はないが素手で触ると固くて痛い。

マツカサウオ正面顔

これは正面顔、凄い顔。

体がトゲトゲしているのがわかる。

固い体が身を守る武器。

マツカサウオを襲った魚は飲み込むと同時にその固い体と棘に驚き、吐き出すことになる。

夜行性

マツカサウオは夜行性。

昼間は岩の下や隙間など暗い場所に隠れる。

体の構造上けっして速く泳ぐことはできない。

真っ暗な夜になるとエサを捜しまわる。

その餌の取り方も独特の方法。

マツカサウオ成魚 大島

発光バクテリアでエサを捕獲

顎の下に発光バクテリアを飼っている。

自由に光を出したり消したりすることが可能。

ちょうどホタルのような青緑の淡い光。

この光でプランクトンや小魚を誘い、近づいてきたエサを大きな口で一飲みにする。