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初潜りは伊豆山、新根でヒラメヒラメヒラメ

初潜りは伊豆山

温泉

今年の初潜りはここ数年恒例となっている静岡県熱海の東側に位置する伊豆山。

洞窟から湧き出す温泉の走り湯と伊豆山神社がここの名所。

江戸城の石垣を作った石はこの伊豆山周辺からも運ばれている。

船上にも温泉の湯を用意してくれる。

ダイビング後に温かい湯を頭からかぶることが出来る。

ビーチラインに見えるこの赤い橋が伊豆山港の目印。

沖根と新根

ダイビングのスタイルは船がブイに係船したらダイビングスタート。

ブイライン沿いに潜降、浮上。

ビギナーでもダイビングはしやすく、流れも少ない。

ダイビングポイントは港から2分の沖根と5分の新根。

両方とも大きな岩で深度6mから20m前後の深さまで落ちる。

沖根は20mの海底が砂地で平ら。

新根は水底がゴロタ石で沖に向かって徐々に深くなり深度30mで平らな砂地になる。

魚は両ポイントとも多いが冬は新根の深度24~26mの砂地とゴロタ石の境付近に大量のクロホシシモチとネンブツダイが集まる。

そして小魚を目当てにヒラメが集まってくる。

初潜り

1本目も2本目も新根

透明度は20m。

きれいで海が青い。

水温は17℃前後。

レギュレターを咥えて潜るとシーンとした中に魚達の泳ぐ姿が見える。

水底近くを沖へ向かう。

深度24mを越えた辺りからクロホシイシモチの大群が雲のように浮いている。

ヒラメヒラメヒラメ

大きさ50cmほどのヒラメ。

砂地で餌を狙うのではなく、ここのポイントでは岩の上にいる。

頭の上をクロホシイシモチの群れが通るのを待っている。

そしてまた1匹、大きさはやや小ぶりで40cmほど。

何もしなければ逃げず、その場所にたたずむ。

また発見。

肉厚もあり周囲の色に似せてやや赤く見える。

大きさは60cmぐらい。

1ダイブ目は1匹、2ダイブ目は5匹それも4匹は2畳ぐらいほどの岩の上に一カ所にいた。

よほど獲物を襲うのに都合の良いのか。

これだけ狭い場所にまとまってヒラメがにいるのを見たのは初めて。

太公望にはたまらない。

台風で底荒れ

毎年この時期イイジマフクロウニに大きく育ったゼブラガニが共生する。

見るのを楽しみにしていただがイイジマフクロウニがほとんどいない。

昨年7月29日の台風12号で海が大きく荒れて水底の生物がいなくなった。

江之浦だけではなく伊豆山の水底も壊れた。

サザエも少ない、ヒトデもナマコもほとんど見つからない。

大波で水底のゴロタ石がゴロゴロ転がりすり鉢状態。

海底に棲んでいた水底生物は生きていけなかった。

それでも生きている

深度24mで見つけたキイロウミコチョウ。

大きさは3mmほどで米粒より小さい。

いつもはもっと浅い深度で見つかるウミウシ。

ちょっと怖い顔のトラウツボ。

怖い顔は生まれつき。

威嚇しないと襲われる。

彼には手も足もなく武器は歯だけ。

白い斑点が口の中まで見える。

この他に本種ウツボは沢山見れた。

ソフトコーラル

ウミトサカともトゲトサカともいわれる。

カリフラワーのようなサンゴの仲間。

石のように硬いサンゴもあるがこのサンゴは柔らかい。

ソフトコーラルと英語で呼ばれる。

ルーペなどで拡大して見ると8本足のポリプがが見られる。

このポリプでプランクトンを食べる。

楽しい時間は過ぎるのが早い。

ダイビング終了、

ボートの上で湯を頭から浴びていよいよ楽しみのお昼。

今日の昼食は船長にお願いしたサザエごはん