天津丼

東と西では呼び名が変わる

天津丼、カニ玉をご飯の上にのせて甘酢あんかけをかけたもの。

関東では天津丼と呼び、関西では天津飯と呼ばれることが多い。

東と西ではあんかけが違う

また関東ではトマトケチャップ入り甘酢あんかけ、関西では醤油や塩のあんかけを使う。

先日、チェーン店である餃子の王将で天津丼を頼んだら3種類のあんかけが選べた。

甘酢・塩・京風(ウスターソースと生姜味)の3種類。

塩味も美味いと聞いているし、京風(ウスターソースと生姜味)はどんな感じになるのだろう。

どうしてもチャレンジできずに食べたかった甘酢あんかけを注文してしまった。

中国料理ではなかった

中国料理のカニ玉

カニ玉は中華料理の芙蓉蛋(ふようたん)という料理の1種、芙蓉蛋という料理はカニが入らなくてもかまわず、他の食材も使う。

溶き卵にエビやカニ、肉、チャーシュー、ハムのほか玉ねぎ、キャベツ、タケノコ、キノコなどの野菜の数点を入れて焼いたもの。

日本では溶き卵にカニまたはカニカマを入れて焼いたものをカニ玉と呼び、これをごはんの上にのせて天津丼をつくる。

中国に天津丼はない

しかし中国には天津丼という料理はないという。

カニ玉(芙蓉蛋)はあるがゴハンにのせてあんかけをかけて食べることはない。

そんな料理は存在しないし、あるとしても日本料理の逆輸入料理として存在する。

日本生まれの中華料理

天津丼(飯)は日本で生まれた中華料理。

明治時代末、浅草で創業した来々軒で特別料理として作られたという説と大正時代に大阪の馬場町に開設した大正軒で戦後の食糧不足の時代に作られた説とある。

どちらも正解なのだろう。

このとき東京の甘酢あんかけと大阪の醤油や塩あんかけ天津丼(飯)が生まれた。

日本風中華料理

他にも天津チャーハン、天津マーボー丼、天津カレー丼などコーディネートされた料理が考え出されている。

すべて日本生まれの中華料理。

中国では見ない料理でも中国の料理から進化して日本で育った天津丼。

明らかに天津丼は日本料理ではない、エビチリと同じように日本で生まれたかもしれないが日本風中華料理、そして美味しい。

そのような料理は他にも支那そばから進化している現在の日本のラーメン、なぜか中華そば屋さんにメニューのあったオムラス、スパゲティーナポリタン、沖縄のタコライス、カレーライス、チキンライス、ハヤシライス、トンカツ、エビフライ、コロッケなど考えれば色々ある。