海の朝鮮人参

中国では干しナマコ

ナマコを漢字で書くと海鼠、干しナマコは中国では人気が高く、日本の干しクロナマコは高値で取引されている。

フカヒレ、干しアワビそして干しナマコと江戸時代から中国への輸出品として継続される。

日本のある有名中国料理店では中国人のお客さんがくるとフカヒレ料理よりも更に値のはるナマコ料理を頼むという。

日本ではナマコを生で食べコリコリ感を楽しむ。

中国では乾燥したナマコを料理し、柔らかいモチモチ感を楽しむ。

なぜそんなに干しナマコが中国では人気なのか

特に干しナマコの中で人気なのはクロナマコを干したもの。

水揚げしたクロナマコを茹でてから40日間ほど乾燥させたもので小さく縮み軽くなる。

100gで12000円以上の値段がする。

密猟が増えている理由でもある。

干しクロナマコの中でも突起が沢山でているイボイボの干しクロナマコが最良とされる。

効用は朝鮮人参と同じ

漢方でも用いられる干しクロナマコ、精をつけ老化や虚弱体質を改善、血液を増やし体の滋養となる。

その薬効が朝鮮人参に匹敵するため中国では海参と名付けられた。

朝鮮人参の主成分であるサポニンをナマコは持っている。

動物でサポニンを持っているのはナマコの他にヒトデとカイメンだけ。

ナマコは虚弱体質の人間、老人の健康増進、女性の美容に適している。

成分

ナマコは高たんぱく質(55%以上)で18種類のアミノ酸(8種類は人体が合成できない必須アミノ酸)、リン、鉄、ヨード、亜鉛、セレン、バナジウム、マンガン他の多様な元素、ビタミンB1、B2、E、K、PPなど多種類のビタミン類、コンドロイチン、ダルタチオン、まなまこグリコシド、タウリン、ニコチン酸、などの生物活性成分を50種以上含む。

中国ではガンにも効く

ナマコは中国ではガンに良いと言われている。

ナマコに含まれる酸性のムコ多糖は、悪性腫瘍(乳ガン、リンパ腫、肺ガンなど)の転移を阻止したり、抑制する効果があり、免疫を高めるとされる。

毒のあるナマコも食べる

どんな干しナマコが食べられているのか

トゲクリイロナマコ、ハネジナマコ、オオクリイロナマコ、クリイロナマコ、ヨコスジオオナマコ、ジャノメナマコ、クロナマコ、シカクナマコ、オニイボナマコ、チズナマコ、ジャノメナマコ、ニセクロナマコ、ニセジャノメナマコ、キンコなど、この他にもたくさんの種類のナマコでもが活用されている。

毒のあるニセクロナマコも食べる

この中でニセクロナマコは毒があるので生では食べられない。

なので日本では食用としない。

しかし中国の干しナマコはこのニセクロナマコも食べる。

干しナマコの作り方は天日で乾燥させる。

また柔らかく戻すときは1日1回茹で、そのまま自然に冷ます。

翌日水を替え、また煮冷ます。

これを1週間くり返したものを料理する。

この工程の中で毒素は熱により中和および洗い流されると思われる。

ナマコに対する考えをこれから変えることにする。