ついにマイクロプラスチックが人間の体内に

8カ国8人

それも世界8カ国の8人の人間から確認された。

研究をしたのはウィーン医科大学の研究チームで、男女の便の中にマイクロプラスチック(5mmよりも小さなプラスチック破片)があるかどうかを調べた。

食べ物または水に混入して口から体内に入った可能性を追求するためだ。

実験対象の8人は日本、フィンランド、イタリア、オランダ、ポーランド、ロシア、イギリス、オーストラリア8カ国の33~65歳までの男女8人。

全員から検出

結果、全員の便に0.05~0.5mmのマイクロプラスチックが見つかり、10グラムの便の中に平均20個のマイクロプラスチックが確認された。

一日の便の排出量が平均200~300gなので400~600個のマイクロプラスチックを排出していることになる=毎日400~600個のマイクロプラスチックを口から体の中へ入れているという事だ。

いったい何に混ざっているのか?

プラスチックゴミの問題は魚だけでなく、既に人体に侵入していた。

実際に検出されたマイクロプラスチックは9種類の素材で多かったのは食品包装に広く使われているポリプロピレンとペットボトルの材料ポリエチレンテレフタレートの2種類だ。

水道水にマイクロプラスチック

検出率81%

またアメリカミネソタ大学の研究グループは世界13カ国の水道水に微小なマイクロプラスチックが含まれることを突き止めた。

検出率は81%と高く、ほとんどが繊維状のマイクロプラスチックだった。

アメリカ、イギリス、キューバ、インド、レバノンなど14カ国から159サンプルを分析し、128サンプルからマイクロプラスチックを検出した。

14カ国のうちイタリアの水道水だけマイクロプラスチック検出されず、他の13カ国の水道水からは検出された。

14カ国中13の国という事は調べればもっと多くの国の水道水から検出されそうだ。

アメリカ世界最多

アメリカの水道水は世界最多で1リットルの中に約60個のマイクロプラスチックを検出した。

日本の水道水は調査していないので含有に関しては不明だ。

食塩とビールからも

また水道水だけでなく欧米やアジアの市販の食塩12種と米国産の醸造ビール12種類からもマイクロプラスチックが検出された。

なぜ水道水にマイクロプラスチックが既に入っているのだろうか?

各国の水道水の状態は解らないが日本のように何処の水道水も飲めるわけではない。

煮沸消毒をしないと飲めないが、煮たり、焼いたり、料理には使われる。

料理や飲料として水道水を利用すればマイクロプラスチックが人体に入ってしまう。

ビールも楽しんで飲んではいられない。

マイクロプラスチックが無くなる日

日本の水道水はまだ調べられてはいないが同じようにマイクロプラスチックが検出されるかもしれない。

マイクロプラスチックは消化器の炎症反応を促したり、有毒物質を吸着することで悪影響を及ぼす可能性もある。

マイクロプラスチックの問題は世の中のプラスチックが世の中から無くなるまで続く。

いつになるのか。