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ケラマ ラストダイブ後半は大型ヤッコ御三家

トゥナカの瀬 後半

ツマグロモンガラ

緩やかな流れに逆らいながら深場へと移動する。

アカヒメジの群れをかきわけながら深度16mのサンゴ岩を目指す。

途中60cmはあろうかというツマグロモンガラに出会った。

今の名前はゴマモンガラという。

幼魚の時期に白地にゴマを散らした模様だということで名前を変更された。

ゴマモンガラの襲撃

このゴマモンガラは産卵期になると粗い砂地にペアーで洗面器状の窪みを掘り産卵する。

卵を襲う相手には容赦なく攻撃する。

ダイバーが近くを通ると襲ってくる。

デカイ体で近づき、丈夫で大きな歯で噛みつく。

噛みつかれる場所はアキレス腱か首の後ろ。

見えない角度から襲ってくる。

グループで潜っている場合は小柄な女性が襲われる。

通常は何もしない

ただし、これは産卵期だけで通常は何もしない。

襲ってきたゴマモンガラと今まで3回ほど戦ったことがある。

噛まれはしなかったが相当にしつこい。

後日の機会に話をしよう。

今回は近くへ寄るのが怖くて、写真は撮らなかった。

魚のアパート

パープルが目を引くハナゴイ

目的の岩に到着する。

色々な魚がこの岩にも集まっている。

実際の色彩はもっと素晴らしい

最初に目につくのはこのハナゴイ。

水中でも見るハナゴイは全体にパープルで実に素晴らしい。

ストロボを発光させると天然の色が再現できない。

江之浦でも見るミゾレチョウチョウウオ

ミゾレチョウチョウウオは秋になると伊豆や江之浦でも幼魚が見られる。

南で生まれた子供が黒潮に乗ってやってくる。

水温が下がると死んでしまう。

ここでは春夏秋冬フルタイムで顔を見られる。

チョコチョコよく動くアカハラヤッコ

アカハラヤッコは全体が赤い、とくにお腹の赤が濃い。

鱗の先端の黒点も印象的。

あちらこちらに棲んでいる。

伊豆近辺では見られない。

横文字ヘラルドヤッコ

ただ真っ黄色という感じのヘラルドヤッコ。

黄色で実によく目立つ。

素早くなかなか写真を撮らせてくれない。

夜叉ベラ

正面から見ると牙が出ていてちょっと怖い顔のヤシャベラ。

牙が出て夜叉のようだからこの名前がある。

名前の割には何も悪さをしない。

ミナミハタタテダイ

ハタタテダイの仲間でミナミハタタテダイ。

よくペアでいることが多い。

お相手は何処?

サンゴに埋もれるシャコガイ

シャコガイもサンゴ岩に定着した住人。

大きさは40cmほど。

大きくなるものは1m以上、数百kgの重さになる。

人気者のモンガラカワハギ

人気者のモンガラカワハギも登場。

綺麗というか、派手というか、何のための色柄なのだろう?

けれど味は旨いらしい。

ウメイロモドキか? ウメイロか?

ときおり岩の上を群れでやってくる綺麗なウメイロモドキ。

ウメイロモドキとウメイロは何処が違う?

胸鰭の付け根にある黒点が見えること、背ビレが透き通っていない、そして背びれが黄色く見えるのがウメイロモドキの特徴。

ウメイロよりウメイロモドキの方が綺麗。

両方とも味はgood。

大御所ニシキヤッコ

大型ヤッコ御三家の1匹、ニシキヤッコ。

まだ子供だけど色彩は親と同じ。

大御所タテジマキンチャクダイ

大型ヤッコ御三家の2匹目はタテジマキンチャクダイ。

ストライブの方向がニシキヤッコとは逆。

3匹目のサザナミヤッコもいたが近づくことが出来なかった。

これだけ色々見られればラストダイブとしては申し分ない。

心残りはあるもののまた来年を楽しみにボートに上がる。

ラストダイブ前半はコチラ